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もくじろく

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ホテルにて。出張に泊まるとは思えない雰囲気のあるホテル。女性専用フロアなるものがあり、なんとエレベーターホールから鍵をリーダーにあてないと廊下に入れないというセキュリティだ。別にこんなんしていただかくてもいいんだが、恩着せがましくフロントにあてがわれたので従う事にする。空いているってことね。ロビーのイングランドな雰囲気は素敵だが、部屋のチョコレートの包装の様なセンスはイマイチだった。
先日のレクイエムの話もあり、ちょっと気になっていたので、ホテルの引き出しを空けてみた。
あったあった、ギデ○ン協会の聖書。この協会一体何者なんだろうと思ったが、ホテルや学校への聖書配付を主なるミッションとしているところなのね。ここのは日本語のものだけだったが80カ国以上の言葉に訳されているらしい。
高校は英国国教会だったが、礼拝の時間は睡眠時間、聖書の時間は内職時間だったのでまるで協議を覚えていない。で、神父さんが(プロテスタントなもんで)殆ど読まないであろう、このあたりの部分、レクイエムがどげなもんかと見るにはいいかなと。
「ヨハネの黙示録」
高校時代の聖書の時間に先生(神父さん)がなんたらによる福音書のページを開けながら神の愛について語っている時間にこっそり黙示録読んで、「何が愛だよ。脅しじゃないの」と思った記憶があるのだ。先に言っておけば私は無宗教というより無神論者、神も悪魔も仏も死後の世界も輪廻転生も一切信じないたちだ。そーゆー不謹慎な人間なので、改めて「もくじろく」読んでも、「なんつうグロテスクな描写だ」「大淫婦って表現どうよ」「宗教は脅してなんぼだわ」と思っちゃうのでした。レクイエムの歌詞は旧約新約のいろんな部分からつぎはぎだけど、ヴェルディに関してはやはりDies Iraeが強烈なだけあって、この黙示録のイメージそのものよね。そして殆どのホラー文学や映画がここから生まれたわけで、やっぱり最後の審判は死霊の盆踊りなんだと思ってしまうのでありました。
ホテルの正面から撮ると、奥は教会。もちろん礼拝の為ではなくて結婚式の為にある二ホンニーズです(笑)。やっぱちょっとオーメンっぽくなったなあ。
そうそう、帰りの新幹線の本は、最近文庫になった、裁判傍聴オタクな佐木RYU三の某犯罪新興宗教の某幹部の裁判に関する小説でした。なんでこの本選んだのはは別に意味なくて、何冊か平積み本を買った中のたまたま一番上にあったものをひっつかんでカバンにいれたらこれだったわけ。しゅーきょーってなんだかなー。

by violatsubone | 2008-09-11 01:00 |