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「うどん」か「そば」か(沖縄3日目)

天気予報、そうそう出鱈目は言わない。そして私の中の雨女がそうそう大人しく眠っているはずはない。ついにわが威力、不本意なれど発揮されし。

3日目、午前中ゴルフをするはずであった。ホテルの系列であるジ・アッタテラスゴルフ場
ハーフで8千円。+レンタルクラブ
6時に起き、半に朝食。その朝食会場で。
ごろごろごろ・・・と雷鳴が聞こえたか、と思うと、いきなりすさまじい豪雨。いや東京のスコールなんてこれに比べれば小雨っす。本当に天のバケツが、沖縄の頭に水をぶちまけた、といった感じ。ホテルの従業員は慣れたものでテラスのドアを閉め、外にあるテーブルを片付けに行く。「うどん」か「そば」か(沖縄3日目)_c0102375_2514292.jpg
豪雨に雷じゃあ、できまへんなあ、とゴルフ場とセバスチャンをキャンセル。折角早起きしたのになんだってのよ、と部屋に着いたら不貞寝。2時間くらい寝てしまったかな。その後、プランBを立てなくては、と、とりあえず明日の予定だった観光を繰り上げる。首里城なんて別にどうでもいいし、と思っていたのだが、いざ観光と思うと沖縄って意外と無い。ひめゆりとか・・水族館。しかも全てがかなり距離がある。魚を観る事に恐怖心がある私にとって水族館はお化け屋敷、しかしどうしてもというのなら、と思ったがこちらの方面(北)は晴れた日にドライブするのが美しい場所。じゃあ時間と金を捨てる気で、那覇と首里に行きますか。お奨めの蕎麦屋も教えていただいた事だし。というわけで中部に泊まっているのにわざわざ首里まで。1時間ドライブですby
セバスチャン。レンタカーが基本な場所なのね、なんだってこう鉄道の便が悪いんですかと食ってかかったら政治的に云々とぼやかれた。そりゃまあタクシーの運転手にとっちゃ、鉄道なんて完備された日にはお飯食い上げだからな。タクシー備え付けのガイドブックに載っていたので
「ここに行って下さい」「んあ、うどんや?」「蕎麦屋です」
沖縄にいったら沖縄蕎麦にきまっとるだろうが、と思うがこの運転手はうどんが好きらしい。
しかしこの場所、実はかなり分かりにくいらしい。首里に着いたものの、首里城から少し離れている。地図が指し示すところは住宅街。タクシーの運転手、那覇の三越に沖縄そばのフードコートがあるとかお奨めするが、何が哀しくてデパートのフードコートなんざ行かねばならん、と秒殺却下。会社の昼休みじゃないんだから。。(ーー;)。
運転手会社にでんわ「あーうどんやだかそばやだか、ってどこかわかるか」
だから蕎麦屋だっつうの。店の電話番号あるよ。と渡す。
「あー うどんやさん? いまxxにいるんだけど」
蕎麦屋。御殿山 ごてんやま。 とぶつぶつ繰り返したら
「あー 沖縄ではね、 御殿山 うどぅんやま と読むのよ」
なんというややこしい店名!!。
「うどん」か「そば」か(沖縄3日目)_c0102375_4181258.jpg「うどん」か「そば」か(沖縄3日目)_c0102375_4183299.jpg「うどん」か「そば」か(沖縄3日目)_c0102375_4184399.jpg


本当に住宅の中。一旦通り過ぎてしまった。廃墟かと思った。いやあ雰囲気ありすぎです。
縁側(!もう死語か)から靴を脱いで入ると床に細長い机がいくつか。観光客というより地元の人で賑わっている。風鈴や振り子時計、といったレトロアイテムが充実した店内。沖縄というより小さい頃のおばあちゃんの家にタイムスリップした様だ。そして出てきたものは。

「・・饂飩じゃないか」
「沖縄そば」のなんたるかを全く知らない(し、調べもしていない)我々、沖縄の蕎麦ではなかった。「沖縄そば」には蕎麦粉が入っていないのだ。公取協とやりあった歴史などはリンク参照。そーなんだ沖縄蕎麦じゃないんですね「沖縄そば」なんですねー。
食感も不思議で、饂飩とも少し違う、なかなか美味しいものでした。ここのは割とさっぱりしている様です。ご紹介いただきまして、ありがとうございます。

by violatsubone | 2007-07-17 06:30 | 旅行&出張