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かうひいコンサート

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以前の部署から声がかかってご招待。国の所轄する社団法人(あまくだるとこ)って3600あるそうだが、そのうちの一つ、かうひい協会の30周年記念コンサートなんだそうだ。このコンサート、うちらが輸入した際に定額助成金支払う事によって成り立ってるなんだかなあ的なイベント。ここ数年色々業界的にも農薬問題等があり、イベントに金使っている場合じゃなかったのでちょっと久しぶりなのかもしれない。
18世紀にヨーロッパのかうひいブームがあり、バッハがその風潮を題材にして作った世俗カンタータ「コーヒーカンタータ」を演奏する会で、前後に誰でも知ってる「魔笛」序曲と「運命」をつけたもの。モツアルトもベトベンも(豆を数えて入れる程に)かうひい大好きだったというエピソードをそえて。
「俺寝る。絶対寝る」
「これ2時間やるんだよな、間に休憩あるの?」
「この楽団って有名なの?」
仕事なので行かねばならない同僚はブツブツぼやきながら、場所はマリオンの上なので徒歩で行けるところは良い。うちの師匠から「おばちゃんしか出ないよ」といわれた東響で、大友さんの指揮。
600席のうち、7割が招待席で3割が一般招待。つまり7割は仕事で来ている人達という演奏しがいのないイベントだが、大友さんは作曲家とコーヒーのエピソードなどをMCでサーヴィスしたりして、流石にわきまえてるなと思った。コンマスはちゃんと大きなロシア人だった。身体も音もでかいね。私も心地よく寝たコーヒーカンタータ。コンサートホールで畏まって聴くもんじゃないわなあ・・。
大友さんの「運命」はタイトに締まってかっこよかった。アンコールに「コーヒールンバ」のオケ編曲版なるものをやり、まあ実際これが一番業界的には受けが良かったようだ(笑)

10年以上もいた業界なので、久しぶりのお客様が沢山いらしており、結構挨拶で忙しかった。この業界の特徴として、メーカーを辞めて自家焙煎屋さん開きましたみたいな人も結構いた。ちゃんと軌道にのっていればいいけどなあ。

まあ、私の一番サプライズは部長の奥様が、娘かと思うくらい若く(みえて?)て美人ということだ。部長もボンボンなんだがあの鬼瓦みたいな顔でよくもまあ。

by violatsubone | 2010-11-01 19:01 | おけすとら