カテゴリ:本( 22 )

そんなの読む暇あったらさらえば?・・音楽ミステリ

c0102375_2483526.jpg
これもネタ買いというのかも。音楽ミステリーという分野なのか、本屋をぶらついていたら、平積みになっている単行本に「シューマンの指」「おやすみラフマニノフ」つうのがあった。うちらの演奏会はシューマンとラフマニノフだし、なんて思ってかってみた。シューマンの本はピアノにちょっと血が付いている表紙のデザインが気になったし、確か日経の書評にもあった。ラフマニノフのは、その前のなんたらドビュッシーというのが、「このミス」1位だったというので、まあ買ってみるかと。

両方ともミステリーとしては、それ程たいしたことないと思う。シューマンの方が断然凝っているけど、手記風のミステリーにする場合の一つのパターンじゃないかなこういう設定。ああ、やっぱりねみたいな。登場人物のなぞめいた雰囲気もあり、まあちょっと優雅な雰囲気もある本ではある。ピアノの話なので、オケじゃないのだが、曲を演奏しているときの表現が秀逸で、その部分だけでも読み物として得した気分にはなる。シューマンのピアノ曲を全て聴きながらこの部分だけ読み返したくはなる。

ラフマニノフのほうは、まあ音大舞台のどっちかつうと青春小説。初期の「のだめ」みたいな舞台設定。音大生の就職事情が結構リアルなので、あまりにお粗末なミステリーはどうだってよくて、普通にラノベで音大生青春小説でいいじゃんと思う。しかしどんどん展開がはちゃめちゃになり、つっこみどころもとっても多い。最後に登場人物がみなとっちらかったまま終わって、そんな収拾無いのでいいわけ?というところ。本当に前作は「このミス」1位とれたのか???

まあなんのイメトレにもならんかった。読むならシューマンのほうですかね。
[PR]

by violatsubone | 2011-01-11 23:33 |

人間やめたら・・・とほほな FMA三昧

c0102375_215240.jpg

FMA・・Fullmetal Alchemist 要するに漫画ですよ。ハガレンとかともいわれいている、鋼の錬金術師、とかいう。
正月に姪と話した際、彼女がハマっている漫画がこれで、私は全く読んだ事が無いというと、眼を三角にして、「読みなさい」といって、全27巻送ってきたんだよな。しかも、冬休みあけたら友人に貸すから直ぐい返せと。横から弟が「姉貴は本読むの物凄く早いから大丈夫だよ」なんていうもんだから、馬鹿みたいに「じゃあ読んでやろうじゃないの」と。

送られてきたのは金曜日。夜中ちょっと読んで、土曜日はおけ関係だったので読まず、3連休中日の日曜日、何処にも行かず、ずっと読んでいた。完読。うう、悔しいが面白かった。あれをしなくちゃならない、これをする予定だった、などというものが全て無し。たまたま腹痛で体調悪かったのをいい言い訳にして、読みまくりました。いい年したおばさんが。

昔から少女マンガより少年漫画が好きだったんだよね。弟が買ってきた少年ジャンプやマガジンを良く読んでいた。初期のジョジョとか。。この漫画の掲載雑誌、てっきりジャンプかとおもったら、ガンガンとかいう雑誌なのね。どこの出版社かと思ったらゲーム会社なのね。この作家は男性かと思ったら女性なのね。どうり書く女性像が、女性からみてカッコイイ女性ばかりなのだな。ロイ派かエリック派かと姪に聞かれたが、あたしが一番好きなキャラは、女傑のアームストロング少将だ。スーパークールだ。後は悪役のラースとか。

一日少年漫画付けになると、頭に「ガがーン!」「ドドドドド」というような擬態語?が大げさなコマ割とともに常に浮かんでくる。思考回路が少年漫画モードになってしまうようだ。

いやまったくなんつう一日だ。読み終わった後の充実感と絶望感ww。本当に何もしなかった。

「読み終わったら次送ろうか?犬夜叉54巻とか」
いやそれは不味い。54巻なんて・・・何日休みがつぶれるんだ。
[PR]

by violatsubone | 2011-01-09 13:00 |

ばxる女は死ねば良い

凄い題名だ。あまりに挑発的なので、思わず買ってしまった。ありがちな世代論、中身の無い題名だけで買わせようというスポーツ紙みたいなものなのだが、こんな挑発本私が買わねば誰が買うのだ。団塊ジュニアの作者が「バブル女は如何に得して、私達は損してるか」という、ただのありがちな愚痴である。彼女の対象となる「バブル女」の典型が、丙午生まれの○の内OLの残骸、らしいので、彼女の人差し指はもろに私に向いている。知らない人にこんなに公然と非難されちゃって思わずわくわくした。しかし悪口にしてもいまいちパンチが無い。正社員の既得権を振りかざし、会社に居座り、(ろくに仕事してないのに)「子供が出来ても働く私♪」に酔いしれたり(仕事を甘くみてるくせに)「バリキャリな私」に自己陶酔したり、でも「結婚」にこだわり(結婚してないと負け犬と思い込むところはバブル女の発想だそうだ)40過ぎて「女子力」を発揮し「根拠の無い万能感」に満ちて婚活し、年下のオタクをゲットするんだそうな(笑)「バブル女は年下オタクを狙え」だそうだよ。そうか、バブル世代作者による応援歌「負け犬の遠吠え」で、「私負け犬ですが何か?」と楽しく開き直る感覚が団塊Jには不思議なんだそうな。我々の世代は結婚にこだわるのか。まだ専業主婦がメインだったりするので、そうかもしれないな。そのあたりはあたしが変なのだろう。
バブル女は金が好きで即物的、団塊Jは自分探しで路頭に迷う妄想的、イケメン嗜好は団塊Jの方らしい。そうねえ、「本当の自分」を探して世界を放浪するなんて考えた事ないし。稼げりゃいいのだと思っていたし。
下の世代に死ねばよいと思われていても別に構わないが、こんな愚痴で本が出せるなんて、あなた充分ラッキーなんじゃないのかしら?。もーすこしぐさっとくる分析が欲しかったが、バブル女は何言われても一向に気に留めないから、無駄かな(笑)?。

そうそう、例外かもしれないけれど、弊社に限り、バブル世代よりも、その4つくらい下が一番評判悪い。うちの代は当り年と呼ばれていた。まあ商社だからアホでも明るく前向きなほうがいいのかな?。だから無能なバブル世代が団塊J世代に抜かれて・・というのはちょっとぴんとこない。今うちでは団塊J世代がその下の草食男子世代に抜かれそうになっている気がするんだけどな。
[PR]

by violatsubone | 2010-09-15 23:59 |

実家でアクタガワ

最近帰ったばかりじゃないかと思ったが、GWの時だったようだ。余りにも時間経つのが速いので、先月帰ったのかと思った。とりあえず盆の週は先方が都合悪いとのことなので、今週寄る事にした。なんというか、あそこに寄ると本当にする事がない。本を読んでいるしかなく、であれば、と思い父に文芸春秋あるかと聞いたらあるというので読んだ。昨年も一昨年もだが、何故か賞受賞作品があるときは必ず買っている様で、お陰様で何故かアクタガワ作品は一銭も払わずと読んでいる。どれも面白くない。
今回のは取った奴が現役のリーマン、しかも年齢も近い同業者。本好きの上司は早速読んだそうだが、
「安心したぜ。この程度で取ったのだったらな」と笑っていた。彼も何か書いたりするのが趣味だったが最近は多忙なので書いていないみたいだ。なので同業者がそんな暇あったのかと結構ショックだったのか。
「つまらんから読むな」といわれたがやることが無いので読んでみる。内容が薄いので30分で読みとばした。

・・・やっぱりつまらん。

ホンモノもあんなすかした写真とるくらいだから、相当もてたのであろう。実体験かこりゃ。とりあえず回りの女についつい魅かれて(電車で気に入った女がいると後つけたりする。で、その女はすんなり家に入れる。んなことあるんか)不xしまくるけど最終的にはなんだかんだいって夫婦なんだということを、非常にヒンヤリとかいているんだけど・・。

文芸春秋の特集は受賞作よりも、選者のコメントの方が面白い。都知事様(まだ選者なんだよねこの人)の最近の作品はなっとらんみたいなばっさり切って捨てたコメントが小気味よかった。他の選者のコメントみてもどうも圧倒的な支持というわけではなかったようだね。
尚悔しいのか一気にまくし立てた上司によると、面白さで信頼できる賞は「本屋大賞」だけだという。まあ、種類が違うけど、現場の人が選んだということで、普通に読んでいて面白いのは確か。上司曰く、1位から3位くらいまではどの年代のどれ読んでも面白いとのこと。特にライノベ作家には優れた才能をもつもんが沢山いるぞと吼えていた。歴代本屋大賞のもんで、読んだのはほぼ文庫化されている2007年以前のは8割以上だけど、2009年はゼロ、2008も井坂と桜庭くらいかなあ。新刊も高いとは思わないけど、持ち運びには重いし家では場所とるのよねえ。。
[PR]

by violatsubone | 2009-08-23 14:30 |

ムラカミブランド

というわけで、疲れたら体調まで悪くなったので、今日は弦分奏を休んだ。で、先週おあぞの丸善を冷かしにいったら、平積みにされてあったので買った、ハルキ氏の例の本を読んでみた。発売するという情報を得ていなかったので、へえ、新作書いたのね、と本屋で始めて知ったのだった。その後、これが発売前から話題になっており、2週間で100万部超えという驚異的な売り上げをたたき出したということが判ってびっくりした。私が買って直ぐ売り切れたのか、入手困難なニュースまで。内容をひた隠しにして、読者をじらせたという戦術もあったらしい。ある本屋には「一人1冊まで」と張り紙していた。スーパーの特売じゃないんだから。本を2冊以上買う人って、転売用なんでしょうかね。買ったら、読もうぜ。とはいえ、私も特にハードカバーは買って読んでない本もあるけどね。

ハルキ氏は今や最強のブランドだ。書籍が売れない昨今、話題になる本だけが、でたらめに部数が売れる、という現象ばかり続いている。ブログや自費出版、ネット出版等「書く人」だけが増えている供給過多現象。ランキングでも、ムラカミの下は、漢字を読む本とか、美女のダイエットとかそんなのだもんね。しかし何だって皆、この作家に関しては「語り」たがるんだろうね(笑)。ゲームを攻略するかの様に、謎解きに熱中している人も結構いるんだろうか。

因みに普通に本を読む人は題名を見て直ぐーウェルを想起するようだが、おはずかしながら私は最初アイキューが86という、フォレストガンプの様な人の話かしらんなんて思ってしまったのだった。

エンターテイメントで一気に読める感じですかね。3人称なの珍しいかも?。女性がニキータみたいだわ。感想は書かないでおく(笑)まあ、私の中ではやっぱり「ハードボイルドワンダーランド」を頂点とする初期作品の方が好きなんだけど、いずれにしても面白いし、良質の日本語に出会えるので、お嫌いでなければお貸ししましょう。

そうそう、ヤナーチェクね。便乗で凄い売れているらしいわね。タクシー運転手は皆さん流すとよろしいのではないでしょうか?「ヤナーチェク、流してます」と旗でもたてときゃ、客が殺到するかも??。

ノルウェイの森ブームの時は、もう1人と一緒にダブルムラカミとか言われていたけど、リュウの方は政治とか経済に色々口出すようになってウザったくなった。今は世界のダブルムラカミといえば、タカシの方だろうね。と、余談。
[PR]

by violatsubone | 2009-06-14 10:00 |

ティル本

c0102375_3495134.jpg
買っては置いたが、ずっと読まずにほっておいた本を読んでみた。手元に未読の文庫本がなかったので仕方なく・・。岩波文庫の「てぃる・おいれんしゅぴーげるの愉快ないたずら」訳 阿部謹也。

しかも昼時に読んだ。

ものを食べながら読む本では無い。難しいから?いや、xxちを食べる(食べさせる)話ばかりでてくるからだ。
なんだこいつは、スカトロかよ。ティルの悪戯遍歴が延々と短編で綴られるのだが、中世ドイツの悪戯つうのは、全くもって笑えない。悪戯の殆どはxんxを本来の場所以外の場所でするか、それを食わせるか、だ。そこには女性に振られて全世界に復讐を誓う話はない。女性への興味は全く無いようだ。全ての人間が悪戯の対象でしか無い。あと、処刑ではなくて病死。結構途中すっとばしたかも。何が悲しゅうでうxxを食べる話なんぞを読まねばならんのだ。

まあこれを今の笑い話として読むからつまらないのであり、かつて当時の民衆本として読み、当時の社会を読み解く、などという社会史的読み方をすると、それはそれで面白いのかも知れない。なんてったって阿部先生の翻訳本だ。父の大学同期で、(小平とか国立にある)その大学の学長でもあった故阿部氏の中世ドイツ社会史ものは真面目な学生時代には結構読んだもんだ。まー、当時は公開処刑を一家揃って見に行く時代だったし、感覚が我々とは全然違うからねえ。こゆう話で楽しんでたのね。
本文より注釈や解説文の方が面白い。全96話の内、編者が3名いたとか、それによって使用しているドイツ語が異なるとか、いや最近の研究では一人の作者が存在したとか。実は原文だと各話の冒頭のアルファベットはABCDE・・と連続しており、その繰り返しの後、最後の数話の冒頭を並べると作者の名前が浮かび上がる等という暗号めいた話もある。15世紀の人であった作者がどういう身分職業だったかとか。歴史家ってそういうことを本当に幸せそうに調べる連中だ。民衆本、私もそういえば「フランソワ・ヴィヨン」とか「パリ一市民の日記」とか「フィレンツェ市民の日記」とか、嬉々として読んだことあったもんな。この通貨の価値がどのくらいとか、何を食べていたとか、しょうもないことで喜んでいて、やっぱりヘンな人種だった。

でもだからといって資料としてもう一度じっくり読んでみようという気には、、ならない。中世ドイツ史の研究しているならともかく、あたしは桶でやる曲の原本ってどんなだっけなという意味だけだったのだ。お陰で管の放つ音が全て放屁に聴こえてしまう。
[PR]

by violatsubone | 2009-06-02 23:17 |

Never let me go


c0102375_138332.jpg最近はノンフィクションか、フィクションでも軽めのものをさらんと読むことが多く、かつての文学少女の面影は全く無い私ですが、久しぶりに染み入る小説を読んだという事でして。ここ1週間くらい、ベッドの中で繰り返し何度も読んでいる。文庫になって、もう1年くらいたつのかな?カズオ・イシグロの「私を離さないで」。
分野は、SFになるのかもしれない。でも最初はわからない。私の高校時代をちょっと彷彿とさせる寄宿舎生活。なんだ小さい頃の思い出をつらつら述べている本かしら、と思うと、何か違和感がある。その違和感が、実は恐ろしい事実の鍵。作者は別にネタなんて最初からばらしてもいいんだよ、これはxxxxの本だよ、というのだけど、もやもやとした中から物語の背景が浮かんでくる静かな驚きは是非体験したほうがよい。まあ、設定や展開に?なところ無きにしもあらずだが、「日の名残」の作者だけあって、その設定とは裏腹に、実に抑制の効いた、品の良い、静謐な物語。凄く感動したとか号泣したとかそういうのではないのだが、何か残った。社会から隔離された閉ざされた場所という設定が、やはり隔離された学生生活を送っていた私の琴線にふれるのかな。運命に逆らわない、何故か全然抗おうとしない登場人物の哀しい従順さかな。最期の2頁かな。小さな幸福な思い出だけを大切にして、絶望を静かに受け止めるところかな。
静かな小説だからなんだろう。流行言葉でいえば、品格のあるというのか。

「えー、つまんねーよ、これ」という人もいるとは思うけど、ね。抑制されてはいても、結局はお涙頂戴じゃないかとか。それはひとそれぞれというふことで。オツボネといえども、物語は必要なんだな。
[PR]

by violatsubone | 2008-10-20 23:59 |

レクイエム・はんどぶっく

c0102375_2102742.jpg
普段本はネットでは買わない主義なのだが、「死霊・・」じゃなくて「資料」はぽちっとやる事もある。というわけで、先日の秋刀魚会にてレクイエムの講釈?を聞いて楽しかったので、買ってみた。「レクイエム・ハンドブック」と「レクイエムの歴史」。前者は牧師さん(プロテスタントってことね)による、レクイエム(死者の為のミサ)の各唱の内容解説、及び単語毎の訳文。歌詞(?)の出典もでているので面白いです。あと代表的な「レクイエム」の構成解説。後者はグレゴリオ聖歌から、三善や武満のレクイエムまで、「死生観」を軸としたレクイエムの歴史と変遷を追ったもの。作者は理系の人で、だから神がなんちゃらというより、人にとって死がどういう位置づけだったかによってレクイエムの性質が変わっていくという本です。
別にだからどうだって、読んでいる暇あったらスコアみてさらったら?ってことなんだろうけど、ま、折角の機会なので好奇心を満たしてみました。ラテン語の勉強にもなるし(笑)、歌詞の意味が単語単位でわかるのは嬉しいし。

ヴェルディは不可知論者なんですってね。「神がいるかいないかなんてわかるわけねーだろ」ってな感じですか。ベルリオーズもそうですが、別に「死者のミサ曲」という意味よりも、最早「神主演の壮大なオペラ」「恐怖の一大スペクタクル」感覚だったようで。怒りの日がかっちょいいだろうと、最初にそれを作曲して、後から他の唱をくっつけたと。(それを敬虔なキリスト教者に捧げたのかねえ(笑)。)

普段レクイエムなんざ聴く習慣は無いので、代表的なものしか持っていませんが、色々なレクイエム聴き比べしたくなりますね。
[PR]

by violatsubone | 2008-09-19 23:00 |

もくじろく

c0102375_5292837.jpg
ホテルにて。出張に泊まるとは思えない雰囲気のあるホテル。女性専用フロアなるものがあり、なんとエレベーターホールから鍵をリーダーにあてないと廊下に入れないというセキュリティだ。別にこんなんしていただかくてもいいんだが、恩着せがましくフロントにあてがわれたので従う事にする。空いているってことね。ロビーのイングランドな雰囲気は素敵だが、部屋のチョコレートの包装の様なセンスはイマイチだった。
先日のレクイエムの話もあり、ちょっと気になっていたので、ホテルの引き出しを空けてみた。
あったあった、ギデ○ン協会の聖書。この協会一体何者なんだろうと思ったが、ホテルや学校への聖書配付を主なるミッションとしているところなのね。ここのは日本語のものだけだったが80カ国以上の言葉に訳されているらしい。
高校は英国国教会だったが、礼拝の時間は睡眠時間、聖書の時間は内職時間だったのでまるで協議を覚えていない。で、神父さんが(プロテスタントなもんで)殆ど読まないであろう、このあたりの部分、レクイエムがどげなもんかと見るにはいいかなと。
「ヨハネの黙示録」
高校時代の聖書の時間に先生(神父さん)がなんたらによる福音書のページを開けながら神の愛について語っている時間にこっそり黙示録読んで、「何が愛だよ。脅しじゃないの」と思った記憶があるのだ。先に言っておけば私は無宗教というより無神論者、神も悪魔も仏も死後の世界も輪廻転生も一切信じないたちだ。そーゆー不謹慎な人間なので、改めて「もくじろく」読んでも、「なんつうグロテスクな描写だ」「大淫婦って表現どうよ」「宗教は脅してなんぼだわ」と思っちゃうのでした。レクイエムの歌詞は旧約新約のいろんな部分からつぎはぎだけど、ヴェルディに関してはやはりDies Iraeが強烈なだけあって、この黙示録のイメージそのものよね。そして殆どのホラー文学や映画がここから生まれたわけで、やっぱり最後の審判は死霊の盆踊りなんだと思ってしまうのでありました。
ホテルの正面から撮ると、奥は教会。もちろん礼拝の為ではなくて結婚式の為にある二ホンニーズです(笑)。やっぱちょっとオーメンっぽくなったなあ。
そうそう、帰りの新幹線の本は、最近文庫になった、裁判傍聴オタクな佐木RYU三の某犯罪新興宗教の某幹部の裁判に関する小説でした。なんでこの本選んだのはは別に意味なくて、何冊か平積み本を買った中のたまたま一番上にあったものをひっつかんでカバンにいれたらこれだったわけ。しゅーきょーってなんだかなー。
[PR]

by violatsubone | 2008-09-11 01:00 |

小説以外が

c0102375_1321933.jpg
明日、新幹線に乗る。旅行だの出張だの公私関係なく乗り物に長時間乗ることはとても楽しみだ。前日必ず本屋を冷かしに行き、絶対そんなに読めないのに本を買い込む。

恩DA陸の「小説以外」というエッセイに「本を読む場所に適しているのはトイレの中と入院中ベッドの上と、旅の途上」と書いてあり「私はその途上で読む本を選ぶ瞬間が一番好きだ。結局読まずに持って帰ることが多いが必ずカバンには一冊本がはいっている」と続けられていた。この作家の100分の1も読んでいないけれど、確かにそうだなあと思ってしまう。旅行ならずも出張にいくのですら、これだ。これが社内の同僚と一緒で席が隣だと、つらいんだが。

恩田さんだが、私はこの作家の小説とあまり気が合わない。むちゃくちゃ上手い書き手ということは、何冊か読んで認識したものの、多分時空を超えたファンタジーだの、帰結しないミステリーだのが私の好みから少し外れたところにあるらしい。

が、このエッセイに書いてある、なんでもないこと、例えば好みの海外ミステリーとか(「時の娘」とか「薔薇の名前」とかね)、クリスティの中で一番好きな小説だとか(「終わりなき夜に・・」とか「スリーピング・マーダー」ね)、イギリス人の自虐的ユーモアに溢れた本が好きだとか、江戸川乱歩は最初に高階良子の漫画でハマったとか、史上最低の続編はローズマリーの息子だとか、料理しないけど料理本読むのは好きとか(笑)、まあそういう断片が「そうそう、私もそうよ」と同意すること多く、非常に親近感を覚えてしまったのだ。同年代だからっていうのもあるんだろうが、にしてもリクエストが無かったからかもしれないが、色っぽい話はかけらも無いな。その「きっと地味な青春贈ったのね」という所も似ている。(注:私の若い頃はすこぶる地味だった)

非常に多作な彼女の本の、ほんの数冊読んだだけで、判断下してはならんと、また一冊買ってみたけど、まだ読んでいない。また好みじゃなかったらどうしよう。こんなに傾向が似ている人なんて初めてだから、きっと好きなものが出てくるはずなんだけどなあ。上手い作家だしなあ。
今日買ってみたのは「ユージニア」。でも結局出張には別の本を持っていったんだけどね。
[PR]

by violatsubone | 2008-09-09 23:59 |