カテゴリ:映画/TV( 50 )

ラスト コーション

本当は2週間くらい前の土日、レッスン後に観たのでしたがそこまで日付遡るのも何なので。どーせネタ無いし。

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R-18映画です。期待膨らみますな。・・という人が多いので、最近は多分宣伝のためにわざと指定を案外目立つようにしているのではと思ってしまいます。だって男性一人客多いんだもん。この人たちが全員映画ファンというわけじゃないだろう(笑)。

私は割りと監督に魅かれて映画を観る方です。強烈に誰か俳優のファンというわけでもないので。で、アン・リー。「ブロークバック・マウンテン」が切なくとても良い映画だった。時々なんで?っていう映画も撮っているので、全てを観ているわけではないが、観たものは外れ無い。

ラスト、はLASTではなくLUST つまり 欲望、性欲へのcaution戒め。
ストーリーは第二次大戦中。日本占領下の上海。女子学生ワンは演劇部の仲間を通じ抗日運動に参加するようになり、スパイとして特務機関(レジスタンスを弾圧する側)のリーダー、イーを誘惑、暗殺する指令を帯びていた。しかし彼女はイーに魅かれていく。

まあ、「私を愛したスパイ」ってなことですね。

イーを演じるトニー・レオン。彼にしては珍しく、冷たく・孤独な悪役です。彼の仕事は抗日運動家をかたっぱしから捕らえて拷問して処刑する、「死の代理人」の様な立場。欧米の人はナチスのSS大将ハイドリヒなどを想起するかと。わざと老けた化粧をしたそうです。いつも忙しく「仕事」(=逮捕~処刑)をしており、ゆっくり寝付けない疲れた表情。危険な男の魅力ってありましてね。そういう人に魅かれてしまう女性の気持ちは判りますわ。一緒に抗日運動をしている男性、かつてワンが恋心を抱いていた男性は、確かに正統派ハンサムだけど、なんつうか真っ当さが暑苦しい。女子大生あがりの新任スパイですから、トニー・レオンの冷たく厳しく危険な中に、ふっと優しさとかもろさとか垣間見るとそりゃよろめきますわな。正義漢や優男演じている時はそれ程良いとも思いませんでしたが、渋いですレオン。アン・リーは俳優の感情表現をとても抑えた形の演出をするので、登場人物が何を考えているか戸惑う事も多いです。まるで長い間そういう表情をしていなかったのでぎこちなくなってしまった、といわんばかりの小さな微笑とか、絶対見せまいとする中で見えてしまう淋しげな表情とか、抑圧された表現が見事です。
スパイ役のタン・ウェイ。演技がどうとかいうわけじゃないですが、不思議な雰囲気があります。化粧によって全く変わる。濃く化粧すればするほど幼げに頼りなげになる。ちょっと童顔な美女、あるときはスケートの真央ちゃんに見えたり、もっと妖艶に見えたり、もっとりりしく見えたり。特に眼に不思議な魅力のある子です。新人だそうですが、まあ、あんなに足広げて、一躍有名になってしまったそうで。

カンヌがドキモを抜いたという性愛シーンは、なんつうか、アクロバットというか、カーマスートラというか。トニーレオン体柔らか過ぎ。何がどうなっているか解からんほどもつれ合っています。慈しむ性愛じゃなくて、貪り合うというか、色っぽいというよりも痛々しいのでありました。関節痛にならんのかと心配してしまいます。

ラストシーンの切なさが余韻として残る映画です。魔都上海の退廃的な雰囲気も素敵です。チャイナドレスにトレンチコートを羽織ればいきなり中国から西洋人の様になるファッションも雰囲気がでております。トレンチコートに帽子、で赤い口紅を差す。禁酒法時代のNYにも通じるこのファッション素敵だなあ。。と帽子が欲しくなった私でした。トニーレオンの魅力、退廃的な美しい映像、切ないラスト、で、私は中々良い映画だったと満足致しました。ただ、アン・リーの映画はどれも少し長いですな。もう少しカット出来ると思う。やはり120分以内に収めていただきたい。

S18的側面はカンヌが驚愕するほどか。宣教師体位基本の国だからか(ーー;)。いずれにしてもシャロン・ストーンには難しそうだなこのアクロバティックな姿勢。ブラピやトム、多分デップでもやらんと思う。フランスは、どうかな。ヴィンセント・ギャロとかならやるだろうか。

私が驚愕したのはどちらかというと、トニーレオンの奥様役の「おばさん」誰だろうと思ったら
ジョアン・チェンだったことか。「ラスト・エンペラー」のキュートなアヒル顔。
なんか貫禄ついて、すんごいオバサンになっていた。それ程年月が経っているってことね。。
それが最大の驚愕。
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by violatsubone | 2008-02-20 23:59 | 映画/TV

若い俳優の死

20代のハリウッド俳優が立て続けに急死。
ブラッド・レンフロは、子役大成せずの典型で、私生活も荒れ放題、正直あの人は今状態だったので、それ程ショックではなかったのでしたが、ヒース・レジャーは惜しいなあ。また薬か。
「ブロークバック・マウンテン」は、いい映画だったし、いい演技していたけどなあ。。
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by violatsubone | 2008-01-23 00:38 | 映画/TV

ゼロ時間の謎 〈殆ど犯人ばれ)

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レッスン後のル・シネマは徒歩コース。まだ平日は無理だけど、映画観られる余裕というのは嬉しい♪。今日は「ゼロ時間の謎」なつかしのアガサ・クリスティーです。

本棚がカドカワ文庫もしくはカドカワ・ノベルズで埋まった時期って、ないでしょうか。今は殆どミステリー読まないのですが、一時期はそんなのばかり読んでいた頃ありました。しかも海外もんばかり。クリスティが最初で、多分一番読んでいるでしょうね。ポアロとマープルとタペンスものは、ハヤカワ文庫に限れば大体読んだと思うけど、最近新たに刊行されたりしてるのでは取りこぼしもありそう。70-80冊?。でもどれがどれか覚えてないの(笑)。「オリエント」や「そして誰も・・」「アクロイド」「ABC」みたいな特徴あるものは覚えているが。今本棚でぼろぼろになりながら生き残っているのは「終わりなき夜に生まれつく」(本格推理じゃないです。)とノン・ミステリーの「春にして君を離れ」くらいだからそれが気に入っていたのでしょうな。クリスティの作品は、一言で言えば「品の良いミステリー」。映画のパンフでも表現されていた「エレガント」な殺人なんですね。1作品で2人以上殺されるパタンが多いけど、美味しそうなサンドウィッチや紅茶に含まれる砒素、という優雅な殺し方多いしね。今のミステリーみたいに残虐な描写とかグロテスクな死体描写とかないし。アフタヌーン・ティー飲む感覚で人殺すの。登場人物を皆怪しくしてるんだけど、皆どことなく品がよろしくて。で、結局「一番怪しいのが犯人」なのよこの人の場合。今の推理小説読みなれている人には、割と直ぐにわかってしまうと思う。男性の場合は「一番魅力的な人が犯人(笑)」女流作家だから女性の描写の方が優れており、女性心理はとても複雑で人物にも幅がありますね。叙情的なものが多くて、それが推理小説じゃなくて心理小説としても恋愛小説としても読めるゆえんです。読後感がしっとりとしています。
映画化すると、大抵ゴージャスな俳優陣がゴージャスな舞台設定で、ということになります。オリエント急行なんてそうですよね。あれは映画の方がゴージャスで面白いかもですね。他は本の方が好きですかね。

で、ゼロ時間。えーとどういう内容だったか覚えてないので映画観てみようという気になったわけです。殺人の瞬間が「ゼロ時間」(xデーみたいなもんさ)で、そこに向かって時間が進んでいくというものです。まあ、本でも映画でも普通のフーダニットなんですけどね。〈確か)
屋敷という閉鎖された空間に色々な思惑を持つ人間が集まり、そこで殺人が始まる。「本格推理」の定番中の定番の舞台仕立てです。クローズドサークルパターン。
大富豪の老婦人、世話役、富豪の息子、妻、前妻、前妻を慕う男、今の妻の遊び相手、等。
どーゆーはなしだったか、犯人は坂口安吾の「不連続殺人事件」と似たようなパタンだったか、
でも上の原則にのっとれば、直ぐに誰が犯人かわかるのでした。
まあ筋を知っている人は犯人も知っているわけで、あとは登場人物が魅力的かどうか。
ダニエル・ダリューという90歳のおばあちゃんが、おちゃめでゴージャスで素敵です。メルヴィル・プポーは美少年から見事脱却しましたね。ま、「マッチポイント」のジョナサン・リース・マイヤーズ、「タロットカード」のヒュー・ジャックマン。やっぱり魅力的な○○がいいですね。

映画としては、普通な出来です(笑)。ポアロでもマープルでもない、バタイユ警視がぼけっとしていていい味だしてます。コロンボに雰囲気は似てるかも。
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by violatsubone | 2008-01-20 19:30 | 映画/TV

タロットカード殺人事件

c0102375_4295387.jpgウディ・アレンの最新作です。毒は少なめですが軽妙なテンポで進み、とても楽しめますー。殆ど映画を観なくなった私ですけど、このところ「あたり」がおおいわ。

<ストーリー>
夏休みを利用してロンドンの友人宅に滞在中のアメリカ人学生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、遊びに行ったマジック・ショーで、敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊に遭遇し、巷を震撼させる連続殺人事件の犯人が青年貴族ピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)であるという特ダネを明かされる。ジャーナリスト志望のサンドラはスクープをものにしようと、三流マジシャンのアメリカ人のシド(アレン)と組んで上流階級のピーターに近づく。

ウディ・アレンも70歳過ぎなんですね。彼の映画は好きですが彼自身はやっぱり「変態ロリコンおやぢ」のイメージから抜け出ないのであります。ま、芸術家ですから仕方あるまいな。
前作「マッチポイント」に引き続きロンドン舞台のミステリー。前回はシリアスタッチでしたが、今回はアレン自身も出演のコメディータッチ。主演はこれまた2回連続、今をときめくお色気女優のスカーレット・ヨハンソン。前作を撮り終った後に、すっかり気に入って是非「共演」したいと思ったんでしょうなこのおやぢは。そしてヨハンソンに『父親』役をおおせつかるところでちょっと自虐もだしてみたり?。ヨハンソンは「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の首飾り」でいきなり演技派女優として賞の候補に上がったが、その後はファム・ファタール役が続いたような。なんといっても肉感的な唇、スイカの様な胸、それでいて品のある顔立ちなもんで、一流どころの監督から引っ張りだこです。でも判ります。今回は眼鏡をかけたジャーナリスト候補というお堅い役柄、服装もGAPか何かで買ったカジュアルウエア。色っぽい女性が色っぽくないカジュアルな格好をしたときの効果をわかっていらっしゃる。シャツにインナーのラフな着こなしだけど、胸がでかすぎてシャツのボタンがとまらず、必ずインナーから谷間が覗くので思わず視線がいってしまいますよ。水着ルックはサーヴィスショットでしょうね。
彼女とアレンのマシンガン・トークぶりが面白いし、とても楽しんでコメディエンヌ演じているところが伝わって気持ちよいです。アレンのおやぢギャグに「じとー」という視線を向ける顔なんて可愛らしいです。ジャーナリスト志望といっても、エリート学生というより、取材対象と直ぐベッドインしてしまったり、恋に落ちてしまったり、というお間抜けさもキュートです。

アガサ・クリスティーのパロディー風なストーリー展開ではあります。(結末はあるミステリーにそっくり。ヒントは木を隠すなら森の中)アメリカ人なので「ロンドン上流階級のスノッブさ」に対する憧憬と皮肉が前作からたっぷりかかれています。街を取るのも上手い監督なのでロンドン観光案内も楽しめます。私はアレンが出演していないアレン映画の方が好きなんですけど、これはまあ、脇役でいい味だしているのでよしでしょう。最後の右車線の落ち、が楽しい。メインBGMは白鳥の湖の「4羽の白鳥」です。それにくるみ割り、や、ペールギュントなどおなじみのクラシックが効果的に使われていてこれもこなれた感じですね。あ、ありがちな役だけどヒュー・ジャックマンカッコイイです。アレン臭もそれ程なく、普通にお奨めできる映画です。

例によって超早口なので、<アレン映画は字幕かなりはしょらざるを得ない>聴き取れないところも多いのですが、気になったのが、
「ホルン吹き夫婦の夜のシモネタ、しってるか?」というところです。その先はさえぎられてしまったので、どういうネタか判りません。とても気になります。

クリスティと言えば、「ゼロ時間へ」が今更映画化されるようで。ちょっと興味ありです。
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by violatsubone | 2007-12-02 19:30 | 映画/TV

ヘアスプレー

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監督・振付=アダム・シャンクマン。作詞・作曲=マーク・シェイマン。出演=ニッキー・ブロンスキー、ジョン・トラヴォルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、ほか
1988年の映画、2003年のミュージカルのリメイクです。両方とも観てないので比較は出来ないのですが。
<あらすじ>
人種差別が残る60年代のボルチモアが舞台。外見を気にしない(かなり)メタボヒロイン、トレーシーのハッピーシンデレラストーリー。地元の人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになることが夢のトレーシー。ある日、番組のオーディションが開催されると知っり、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加する。外見を気にしないで明るい彼女は合格して一躍人気者。黒人のダンスに魅せられていく彼女は、差別撤廃を訴えてデモ行進にも参加するようになる・・。

60年代のアメリカ。リーゼント、サーキュラースカート、ロックンロール。そうしたご機嫌な文化に、住居や学校、友達付き合い、ダンスフロアまでが区別され、ダンス番組でもnegro dayと設定されるように当たり前の様な差別の話でちょっと社会性を持たせる。まあ、88年の映画はジョン・ウォーターズだったそうなのでかなりブラックだったろうけど、こちらは平和なミュージカル仕立て。筋はとても単純で唐突ですが、あきれるほどに前向きなおでぶちゃん。トレーシーの切れの良い踊りとキュートな笑顔が魅力。ミシェル・ファイファーのノリノリ悪女、なんと巨大な母親役になったジョン・トラボルタ<写真!>の開き直った踊りが爆笑です。曲が如何にもミュージカル用ではありますけど、どれもノリがよく、明るい曲。主人公のおでぶちゃんは1000人以上のオーディションから選ばれたそうですが、役づくりじゃなくて本当に太っているけど、かわいいです。歌もうまいです。
最近どーも考えない明るい映画ばかり観るようになってしまいます。観る時間も遅いので、小難しい映画やら社会性の強い映画、悲恋等はどうしても見る元気がでません(>_<)。以前は物語を欲して映画を観ていましたが今や元気の元を探しているような・・。
ま、とにかく 楽しめる映画です。何で皆座って大人しく観てるんだろう、私椅子の上で踊りたかったのになあ。。なんて感じてしまいました。
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by violatsubone | 2007-11-16 21:00 | 映画/TV

書(譜?)を捨てよ、街へ出よう!3/3 

なんかくらい映画だったんですが・・。
「リトル・チルドレン」

文化村で美術館の上だし。
ケイト・ウィンスレット、最近良い感じだしな。と。
ケイトに関しては、映画余り観ない人は「タイタニック」で、一人いかだにのって助かったちょいと太めな女優さんといえばわかりますかね。「あんたが太いからレオ様は助からなかったのよ」というつっこみも多数あった・・(笑)
あの頃は、少しケバ目の顔が時代ものには受けるのかな位の印象でしたが、「ホリディ」でダサい女性を演じて、中々いいなあと思ったのでした。
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この話は「(精神的に)大人になれない大人の話」です。痛いなー。なんでこんなん観にいったんかなあ。
裕福な家族が集まるアメリカの郊外住宅地の話。(郊外族=サバーピアというそうだよ)ケイト扮するサラは会社役員?の夫と娘と3人暮らしの専業主婦。傍目には何不自由なく幸せそうなのですが、満たされない渇望感がある。もう一人の主人公ブラッドも美人でキャリアウーマンな妻を持つが、自身は司法試験浪人で主夫。
「本当の自分はこんなんじゃない」「ここではない何処かに別の幸せがある」と、誰でもありがちな妄想を持つ二人が、子供を介して公園で知り合い不倫をするようになる・・。
この2人を縦軸、「元性犯罪者」で今は親と暮らすおじさんと(こいつがやたらリアル)、子供を謝って殺した過去から逃れたくて性犯罪者を執拗に追い回す元警官の話が横軸。

2人はお互い好き合って付き合ったつもりだけど、お互いが「本当の自分探し」のネタにしていただけであり、より子供っぽい男性に至ってははその恋愛はラクビーやスケボ以下(笑)。
最後にお互いにそれに気が付くって話でございます。

人物描写がちょっと極端で、サラの旦那は女装趣味?があって女物の下着かぶって発情してる様なおやぢで、あたしだってやだよこんなん。しかも現場みたら。不倫の一つや二つしたくなるだろーに。ブラッドは全てが奥様が上、隙の無い美人であり、キャリアも抜群。しかもなんかコワイ。しかも奥様の母親がまた強権的な人だったりして、こちらも司法試験2浪という後ろめたさがあり、なんとなく自分が馬鹿にされている、俺様のプライドが。。みたいなところがあり、2人とも同情したくなる背景はありますわ。

イギリス映画っぽいけど、所詮アメリカ映画なので、家族をないがしろにした結末がハッピーエンドのはずはないのですが、まあ、ようは、人間今の生活を一生懸命生きるしかないんですよねんってことでございます。(笑)。芸達者な人が多いので、映画のレベルは高いと思います。ケイト・ウィンスレットの相変わらず垢抜けない感、と無邪気さと、垣間見える知性が上手くバランス取れてとても良いです。男性はどうってことはないけど。元性犯罪者の男性の母親、が泣けます。

今の生活に渇望感や疑問を持ち、「本当の自分は違う」と思いこむことは、多くの人に当てはまる症候群なのでちょっとちくりとする話でもあります。まあ、日本人の「自分探し」って、恋愛や不倫に走る場合より、旅行とか留学とか仕事とか「ここではないどこかに本当の自分がいる」と思う人の方が多いかもしれないですね。ま、「本当の自分」なんて今の自分以外ないからさ。
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by violatsubone | 2007-09-08 19:00 | 映画/TV

深夜映画 at 六本木丘’s

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久しぶりの映画。23時40分開演(-_-;)じゃねーや上映だ。
結局スパイダーもパイレーツもゾティアックもその他観たいものが何も観れず、この日も深夜にやっているのがこのくらい。映画はオーシャンズ13です。
実はFおけビオラつぼねーずのぐっぴと、演奏会お疲れ様映画会。普通の映画じゃなくて先にディナーして、映画みて、大人な乗り物で帰るというセレブリティ(?)コース。本当であればフレンチにしたかったのですが、ノボリティーヌのぐっぴが乗るoda9lineが人身事故だかで遅延。ラストオーダーが終わってしまったのでヒルズ内別のイタリアン。深夜営業OKのサルバトォーレ・クオモという店です。やはり六本木でありますから店のセンスも洒落ており、日本人がイタリア語で怒鳴ります。でも、何いってるか良く聞き取れない。私も少々やっていたからレストランのオーダーくらいはイタリア語で出来るんだけどね。(一応大学で趣味で第3外国語として選択してたんよ。)連中はヘンに巻き舌。イタリア語ってもっと素直に発音していいのになあーーー。食前酒のマンゴーシャンパンが非常に美味しい。4500円のコースを頼んだというのに、それだけでは足りずにピザも。ここは高級ピザの宅配でも有名で、ぐっぴ邸で一度オーダーしたことあります。お店の人が、食べられますか?と心配したが、お互い忙しく、この食事が1食目の私と、昼はパン2このぐっぴ。ぺろりと食べてしまいました。ワインまでのんだので一人1万円。演奏会苦労話などを聞きつつ。委員の人は大変ですね。
時間ぎりぎりまで食べて、いざ映画へ。


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さて、この映画、リメイクの、続編の続編なんですが、何が売りかというと超豪華キャスト。ブラピにクルーニー、マット・デイモン、アル・パチーノ、ヘレン・バーキン・アンディ・ガルシア。。。
(オリジナルは1960年のオーシャンと11人の仲間。このときのメンバーもフランク・シナトラに
ディーン・マーティン、サミーディビスJr,シャーリー・マクレーンと超豪華ですねえ・・)
スティーブン・ソダーバーグという監督はデビュー作でいきなりカンヌ映画祭パルム・ドールを取り、社会派映画・洒落の効いた小粋な映画・心理映画・エンターテイメントなど幅広くヒットを飛ばしている監督。故・ロバート・アルトマンの様に、俳優から「ノーギャラでも出してくれ」とせがまれる監督の一人です。だから彼が召集かけると、大物がぞろぞろ集まるというわけ。いい映画を撮ってくれるというプロの期待と、「この監督の作品に出た」ら演技派のハクがつくかもという下心があってのことだろう。勿論、この映画に出たところでなんのハクもつかないが。
何しろ、この監督の撮った映画の中で最も内容の無い、しかしもっともゴージャスな映画シリーズです。11も12も観ています。しょうもないと思いつつ、こういう空っぽでご機嫌な映画って会社帰りにぴったりなのさ。
13はリメイク3作品の中でも、内容が最も無いです(笑)。おなじみラスベガスを舞台に仲間の一人を窮地(ったって、ビジネス上のだまし合い。で勝手に心筋梗塞で倒れた)に陥れたホテル王(アル・パチーノ)に対して、ジョージ・クルーニー率いる仲間達がホテル王のカジノオープニングをめちゃめちゃにしてやろうという、「友達をいじめた奴に皆で仕返しする」話。その作戦をひたすらゴージャスに演出している。本当にそれだけ。まあ、ルパン3世風ですね。気分がいいのが、例えば同じリメイクのチームものでも、ミッション・インポッシブルなどはトム・クルーズ様とその他大勢みたいな扱いになっているが、オーシャンズはみな均等に活躍する。そして皆均等に端役(笑)。ブラピもお洒落なスーツを着ているだけで何の存在意義もない。誰のファンでもそこそこに楽しめ、そこそこ物足りなく思う。エレン・バーキンは50歳くらいなのに、恐ろしいほどのナイスバディでここまでくると由美かおるどころかサイボーグ。顔だけはキャメロン・ディアス(要するにアヒル系)が老けた感じだった。

途中でちょっと寝てしまったが、まったくストーリー把握に支障がない。でも前作等観ていないと
人間関係把握までに時間かかるかも。ラストシーンのアンディ・ガルシアの落ちがお茶目でいいです。
舞台となるホテルもラスベガスってより、ドバイっぽい、不思議な構造の建物。実在のベガスのホテルがドン臭く見えてしまいました。

終映26時。でも外にでると普通に人が歩いている。本当に不夜城ですね。
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by violatsubone | 2007-08-31 23:40 | 映画/TV

ボルベール@六本木深夜タクシー帰り<途中>

題名のみで本当に更新するかどうかはしらん・・・。

仕事終わってまっすぐ帰っても午前様だからおとなしく帰ればいいものを、疲れているけどなんか精神的に潤いが欲しいわーと思って、前から観たかったペドロ・アルドモバルの「ボルベール」をヒルズに観に行く。0時からの上映。当然帰りはタクシー。お局的金遣いだ。
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ヒルズの映画館で巨大グミが売っていました。グミって日本で一時的に流行り、さっさと廃れたがヨーロッパではずっとずっとこれが駄菓子の王道。先日アムステルダム在住のマイミク@高校の先輩が黒いグミの話をしていたので思い出した。こんな巨大なのは余りむこうでは観ないなあ・・。今でもコーラグミとか熊さんグミとか懐かしくて買ってしまう。
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by violatsubone | 2007-07-14 00:37 | 映画/TV

そして観てしまった>はんにばる誕生 上手な悪人の作り方

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恒例レイトショーコース。

原作が予想以上の体たらくであり、映画は脚本を原作者自身が書いているというので、これはもうラズベリー賞超有力候補でしょう!ということで。期待が膨らみます♪。昨年は「氷の微笑3」の圧勝だったそうで、今年は「ロッキー4」とか「ダイ・ハード4」とか、過去の栄光もう一度あがき系映画が多いので、賞レースも楽しみです。アカデミー賞総なめだった「羊たちの沈黙」から16年もたったんですね。ここは是非大賞をとっていただきたい。

観る前から、興味は一点、ギャスパー・ウリエル君の切れぶりのみ。
いや、これは中々良いですわ(笑)。

「悪人の出来方」といえば、やはり出てくるのはスターウォーズの新三部作ですね.あれも、マニアの為の映画ですよね。マニアの数が半端じゃないから、興行史上1位とかとるわけですけど。(抜かれたっけ)。ダース・ヴェイダーだって「出来るまで」で3作ももたせたんだから、俺のハンニバルだっていいだろうという原作者の鼻息でしょうかな。原作者、本当にハンニバルに自分自身心酔している感じです。好きなもののごっちゃ混ぜ。マキャベリ家(平民)とヴィスコンティ家(大貴族)というありえない組み合わせの血筋だってきいたのに、15世紀リトアニア公国の公爵になってるし。(→これはウラド・ツェペッシュ=ドラキュラのモデルを意識したに相違ない)医学博士で芸術家でダヴィンチ並の万能人、アインシュタイン並みの頭脳。もう、冗談の様なハンニバル氏であります。で、まともに育っていればノーベル賞は間違いなしの氏が、人食いおやぢとして牢獄と娑婆を行ったりきたりしている理由が。。。

「戦争」

だとさ。ちゃんちゃん。はい、ストーリーはこれにて終わり。ちょっとした残酷な落ちを含めて、作者は「こんな目にあったのだから怪物になってもしょうがない」と暖かくみているわけでした。
怪物というより「復讐するは我にあり」ですかな。

映画はまあ、原作よりましですよ。受け狙いではコン・リー演じるマダム・ムラサキの面妖なジャポニズムでございますが、ま、これは確信犯的にキッチュにしているのでせう。浅草の仲見世通りにぶらさがっている様なサテン地の襦袢?がなんともいえず。甲冑を拝むという風習も、面がぶらさがっているというインテリアも、微笑ましい珍妙さです。で、戦国武士の晒し首に魅せられたレクター君は「首を切って晒す」ことがちょっとしたマイブームになります。若者は影響されやすいんです。

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こんな映画ですが、私は「美貌の殺人鬼」という設定に弱い。「悪魔は天使より美しいはず、だから人は悪の誘惑に落ちる」とどっかの三流ミステリーだかエッセイだかで誰かが言っていました。ええ、悪魔は美しくなくちゃ。ホプキンスと顔の骨格が全く違うギャスパー・ウリエルですが、いっちゃってる風がとても素敵です。悪人的美貌、というのであれば、スターウォーズのダース・ヴェイダー=アナキン君役のヘイデン・クリステンセンは正統派です。三白眼で睨むと凄みがでるところが特徴。ウリエル君はそうじゃなくて、礼儀正しい青年の顔している。ちょっと、キアヌ・リーヴスに似ています。一番痩せた時のキアヌの頬を更に削った感じ。悪人に見えないのは、黒目がちなところ、そして、ぎょっとするほど禍々しいところは、方頬だけにぼっこり浮かぶ不気味なえくぼでしょうか。眼がいつもまっすぐキラキラしているから、余計いっちゃている感が強いのでしょうね。にっこり優等生な笑いを浮かべて首をちぎると。私はあの悪魔のえくぼに釘づけでしたわ。

変なもんでも笑って受け入れる度量があれば、観てやって下さい。ウリエル君みるだけでもいいですよ。

追伸1.
そういやあ、映画のHPにハンニバル年表というのがあったんで、読みかえしてみたら、「フィレンツェで室内楽でミスったビオラ奏者を食った」と、ありました。げ、そうだっけ。「レッド・ドラゴン」では下手な市民オケでもありえないようなミスをしたフルート奏者を食べていて、プロであれなら食われても仕方ないぞと思ったもんだが、ビオラも?だってミスっても目立たないじゃん(笑)と思って本屋で立ち読みしたところ、どうもヴィオラ・ダ・ガンバの誤訳の様です。やあねえ・・。クラシックファンのレクター氏は若い頃からゴールドベルグ変奏曲が大好きで、そのまま彼のテーマ音楽になってます。

追伸2.
愛するものを殺されて、その復讐に一人一人・・というのであれば、思い出すはウールリッチの「喪服のランデヴー」です。あれは泣けたんだな、学生時代に読んで。
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by violatsubone | 2007-05-22 21:30 | 映画/TV

「ホリディ」

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レイトショーづいています。今日は雨で六本木まで行く気力もなく、品川に。
軽いものを観たい気分なので、chicaさんが「予想よりGOOD」と書いていらした「ホリディ」を。
まあ、ハリウッド製のラブコメ。予定調和なエンディングです。この種の単純とも基本とも言えるストーリーを生かすのが、主演俳優の魅力と、脚本、小道具等。男性が見てどう思うかは判らないけれど、我々には感情移入しやすいキャラ設定かと。楽しめました。
ストーリーはロスに住むキャメロン・ディアス@映画予告編製作会社社長とケイト・ウィンスレット@新聞記者(コラム担当)が、互いに恋愛に失敗し、癒しの為の小旅行としてホームエクスチェンジなる方法を選ぶ。ケイトはロスの豪邸に、キャメロンはロンドン郊外のコテージに。そこでお互い新しい出会いがあり・・。とまあ、本当に単純な。


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最近の恋愛モノは、時代性かキャリア女性が主人公というのが多いですね。キャメロンはエグゼクティブ・キャリアですが、恋愛に関しては、(手軽に寝ちゃう癖に)気の強さとか融通の利かなさが災いしてすぐ喧嘩別れをする。ケイトは会社の同僚に3年も恋し続けて、結局他の女性と結婚されてしまう。「恋愛不器用」を主人公にすると共感を得られます。特に日本人は1億総「高倉健」状態、「自分は不器用ですから」と思っているわけでして。ケイトの方がブリジットジョーンズ入っていて、憎めなくて好感持てます。今まで愛らしい系の役を演じていたキャメロンはちょっと狭量でヤな女かもしれませんな。私は自分が完全にキャメロンの演じた役に性格が似てる為、余計、「うーやな奴」と思ってしまった。ええと、断言しますが、このラブコメ、ケイトとジャック・ブラックは長続きするでしょうが、キャメロンとジュード・ロウは別れる。

男性はジュード・ロウがあの通り美男で、あれよあれよという間にキャメロンと寝てしまう為、
プレイボーイかと思わせてちょっとしたからくりがあります。
ジャックブラックは見てくれは私的には「許せない」範囲の濃いDEBUなのですが、作曲家という設定で、才能あるし性格も面白い。VIDEOレンタルショップで、手に取った映画の主題歌をうたっちゃうジュークボックス技は楽しい。

アカデミー脚本賞経験者のおじいさんのエピソード絡みのケイト側の恋愛がとても微笑ましいです。あのおじいちゃんがいい。それから楽しいカメオ出演もあります。最後の祝賀会にソフィア・コッポラがいたと思うのは見間違い?。

まあ、気軽に観て楽しめます。女性はどちらかに(多分ケイトが多い)に感情移入できると思いますよ。

ただ、Homeexchenge、普通したいと思いますか?。あたしゃ家の中を他人に晒すのは嫌だなあ。散らかっているとかそういう問題じゃなくてさあ。人招くならいいけど、完全にそのまま明け渡すんでしょ。ちょっと抵抗ありますなあ。それから他人の家に住み着きたいとも思わないしなあ・・。だったらリゾートホテルやコテージで何が悪いのか。確かに玄関開けたらジュード・ロウってのは美味しいだろうけど。
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by violatsubone | 2007-04-25 21:30 | 映画/TV