カテゴリ:音楽鑑賞( 162 )

Beethoven , Beethoven , Stupid ! (2月の出来事)

おれんじ「シュポーアって誰よ」
私「あ?私に聞く?知るわけ無いでしょ。今日ってそんな演目だっけ」
おれんじ「質問した私が間違えてたわ」

本日の読響の演目 
指揮 ゲルト アルブレヒト
曲目 シューマン「ファウストからの情景」序曲
シュポーア 歌劇「ファウスト」序曲
シュポーア「ヴァイオリン協奏曲8番」
シュポーア「交響曲第3番」

3月は演奏会が軒並みキャンセルになってしまい、考えてみれば今期最後の鑑賞がこのしゅぽぷろだった。現代曲かというと19世紀ロマン派の人なのだそうだ。まあ、ぶっちゃけいえば「忘れられた存在」的な人。指揮者はかなり彼にご執心で、休憩後、シュポーアに関するMCまで入れた。指揮者の後ろから足の綺麗なおねえちゃんが歩いてくるので誰かと思ったら通訳のようだ。但し、控えめに表現しても、余り通訳として役にたってなかった。多分素人。ゆっくり平易な英語で話していたから幾ら日本人英語音痴といえどもこのくらい通訳いらない気もするがお年寄りも多いしそういうわけにはいかんのか。シュポーアの生涯を軽く説明した後、「日本のオーケストラは同じ様な有名曲ばかり演奏する、ベートーヴェン、ベートーヴェン、ベートーヴェン、ブラームス、ベートーヴェン、ちょっとチャイコフスキー、ラフマニノフ、そしてまたベートーヴェン、stupid!!なことだ」となんだか酷く興奮してstupid!を連呼していた。それって客に対してか、オケ側に対してか。
この方、1998年から読響の常任指揮者だったそうだ。うーむ、このときのうっぷんか?
しかし、私は反論したい。
まず、シュポーア。確かに綺麗な曲だ。シューマンほどうねうねしていなくて、シューベルトよりも明快で、ブラームスほど鬱蒼としていなくて、ベートーヴェンより優しくて。でも、だからこそ印象に残らんのだ。「ただの綺麗な曲」。ちょっと心に訴える力が無いんだよね。現代余り演奏されなくたって別に不思議は無いと思うけどな。大体、珍しい曲では必ず集まるクラヲタどもがこの日は皆無だった。
「ヲタすらこないよ」
「だいたいさー、激高するわりに、その前週の名曲シリーズではブラームス2曲じゃない。主張とあってないけど、どういうことよ」
「よみーが必死に説得したんだよ。」
「それでまた不機嫌なのかな」

現在の日本のオケのラインナップ、そんなにベートーヴェンに偏っちゃいない。
その証拠に、私の読&都の前年末をみよ。
ブルックナー、ブルックナー、マーラー、ブルックナー、ブルックナー!! STUUUPID!
私もたまにはベートーヴェンプロを聴きたいぞ!
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by violatsubone | 2011-02-25 00:33 | 音楽鑑賞

かうふまんに関する画像



Fオケ内では既に画像が回っているようなので、殆どEliさんのためだけかも?。かうふまんさまの映像です。「とすか」だったら3幕の歌の方が有名ですけど、映像血まみれになってますし暗いし。こちらのいちゃいちゃ画像の方が彼のイケメンポーズ満載で笑えるかと。えみりまぎーは、トスカのお人よしのバカっぽさは出ていると思いますが。あんま声すきじゃない。

関係ないが、最初にこのオペラでぶでで観た時、「最初に出てきた男は結局なんだったのん?」というのが感想だった。これって巻き込まれ型悲劇でして、諸悪の根源は、このアンジェロッティつうのが脱獄したことから始まる。だのにこの悲劇の引き金役の男は、重要そうな顔して、アリアの一つも歌わんと1幕で早々にご退場。2幕ではさっさと自殺しちゃう。じゃあ最初から逃げんなよ。トスカからすれば、兄妹そろって迷惑な奴だろう。スカルピアよりよっぽど迷惑ww。

また話それるけど、オペラの譜面というのは初めて見るがこんなんなのか。ところどころ歌詞が書いてあるのはいいが、イタリア語なので、歌詞なのか表示記号なのかわからん。Molto!なんてかかれて、そうかもっとPPなのかな?と思ったらセリフだったとか。。
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by violatsubone | 2011-02-18 02:10 | 音楽鑑賞

常設カルテット鑑賞→ アジアカップ決勝

~ お食事中には読まないほうがその2~

常設カルテットって、日本に余り無いようだ。カルテット・エクセルシオは数少ない常設カルテット。昔、大學の先輩に、一番お薦め!といわれていたのを思い出す。4人とも雰囲気が似たような、全員兄弟のようだとチラシを観て思ったが、全員血のつながりは無いようだ。ちょっと薄めの顔で、ほわっとした(びよら顔)なSQだと昔から思っていた。自分で探していこうという能動的行動を起こさないので、人から誘われれば、行く。というわけで、初めてこの団体の演奏を聴いた。ボロディン2番。超有名&人気曲。リゲティ。よくしらない。シューマンピアノ5重奏。これは超名曲。さそってくれたべっちは大のしゅー好き。うちのラインは降り版だけど。ピアノは小山さん!。
このSQはチェロだげが男性だが、彼の音色や表現力は素晴らしく、実に多彩だ。ボロディンは元々チェロが最も美味しい曲だが、最初のチェロのメロディーでもう持っていった感じだ。ただその後のファーストが、ちょっとびっくりするようなかすれ音だった。調子悪かったのか?。全体的にチェロの実力が際立つような感じがした。良い音で息もあっているのだが、他のパートの存在感が何となく薄い感じが。次のリゲティは現代曲で、なんだかこちらの方が息も音の雰囲気もぴったりだという気がした。音が硬質なのかなあ?。シューマンはピアノも素晴らしく、バランスも悪くなかった。ただやっぱりチェロが抜きん出ていたような。

ただ、実は昨日の食べすぎか、クラビットの副作用か良く判らないが、私にしては10年に一度くらいの珍しい出来事、腹を下していた。というか演奏聞いている最中に急に腹が痛くなり、なんと曲の終わりまで持たずにボロディンの3楽章が終わったら、途中退場し這うようにWCに行き、4楽章とリゲティはその中で鑑賞していたのであったwww。ホールの人にも同行者達にも大層心配されたが、単なるGRだ。演奏会じゃなければ、BPの私でもGRになる!デトックス万歳と喜んだものだが、こんなときにならなくても。終演後もお茶すらせずに真っ直ぐ帰宅、wcとベッドを行ったりきたりしていた。先週の土曜日は上からだけだったのに今日は下からだけってどういうことかしら。で、やっぱり土曜日って本当に腹立たしい事だ。そのため余りきちんと聴けたかというとそういうわけでもない。。。今度体調万全な時に、ベートーヴェンでも聴く機会があればと思う。

完全デトックス、お茶だけ飲んでいた。しかし、本日はアジアカップの決勝戦がある。これは観なくてはいけない。別用にて会食のべっちも深夜0時に自宅にジョイン、なんと3時過ぎまで興奮しながら観戦していた。いやあ、楽しませてくれたなザックJAPAN。K島もN友も素晴らしい。
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by violatsubone | 2011-01-29 14:00 | 音楽鑑賞

恍惚の作曲家@都響

都響の1月。邦楽や現代曲シリーズ。これは、いままで別宮貞雄氏が全てプロデュースしていたそうだ。読響にしろ都響にしろ、日本の芸術家のためにもこういう企画は素晴らしいとは思う。
まー、あたしゃ、??と思うのも多いけど、これは面白いと思うのもあったし。まあしかし本日のシロモノは聴く人にもかなり高度の感性を要求されるもので、お手上げだった。権代敦彦のゼロ。
前半は、プーランクの「雌鹿」という普通におフランスの素敵な曲。休日オケでも聴かせていただいた。まあ一つくらいは、ということか。あと1曲は覚えてない。
後半、プログラムからもいっちゃった感満点のピアニストと、自らかいている曲目解説自体がもう一般人には??の作曲家。ゼロ ピアノとオーケストラの為の。

「点はゼロ次元 ピアノの音は点 故にピアノはゼロ次元の楽器だ。(この三段論法からして既にわからん)この点の集合で空間に壁を立て時間に楔を打ち込む。こうして切り取られた時間 空間の隅にあるゼロを更に超えようとする。エクスタシーに至る装置 そしてエクスタシーの果てのその先をみる通路としてこの曲”ゼロ”はある」 ・・・ という曲だそうだ。エクスタシーの果て、ねえ。果ても何も、凡人にはエクスタシーにすら到達出来ない。

お互いに信頼しあっているコンビだという。「か、片桐Hいりかと思った」とぐっぴ。ぬぼっと大きな女性。髪はメデューサの様なプログラム写真とは異なり、ボブに切っていたので少しはすっきりしていた。肌色の柔かそうな生地のドレスを着ていたが、へんなサスペンダーみたいなものをつけている。そしてブーツと、真っ赤なグローブ。彼女はピアニストであると同時に「美術家」なんだそうな。「美術家」ってイマイチよくわからんが。ピアノのしたで寝転んでる写真とかがHPにあった。
で、キーンとかババーンとか物凄い勢いのアルペジオとか、兎に角不思議な「音」が色んな角度で色んな速度で色んな激しさで、迫ったり引っ込んだりしている。なんだか凄いが、もう何処がどう凄いかもよくわからない。音楽というよりこの人の井出たちから発する音までトータルで圧倒していた。実は裏にも第二ピアノがあり、そちらは普通のオケ団員?が普通の格好をして彼女と語り合いのようなピアノを弾いていた。オペラグラスでピアノ譜とかスコアみても、もうなんだか普通のオタマジャクシじゃないし。
休憩時間から、直ぐ下の座席になにやらオーラのある男性が座っているなとおもったら案の定作曲家だった。細いピタピタの黒いパンツと、黒いタートル、そして真っ赤なビロードのジャケット。それを着こなしている不思議な風格。40代前半。
その次の曲もチェロ付の現代曲で、一見ふつうのおばちゃん(ちょっとぷっくりした)が作曲したのチェロとオーケストラの曲。この曲はチェロというだけあって、少し映画音楽風で、判りやすいものだった。彼女の演奏が終わった拍手の時、男性作曲家は、拍手をするのか、どうするのかなと反応をみてみた。というのはこういう人は他人の同年代の作品にどういう反応示すか興味あったので。そうしたら一度も拍手をせず、なにやらヨガの様に手を奇妙に動かしている。トランス状態。自分の中に入ってしまっているようだ。うーん、やっぱり芸術家って・・・面妖だ。
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今回こそは理解どころか、面白いと感想を述べることすら出来なかったのでヲタ会話をもする気もなく、結構沢山のヲタがわざわざ出口で待っていてくれていたが、普通の会話がしたくてww ぐっぴとANAホテルのラウンジで食べた。正月で恐ろしく太ったといっていたぐっぴも、多分ここ10年でのMAXだろうと思う私も、食欲旺盛だった。ビーフカレーを頼んだら肉の塊がどんと載っていた。(味はちょっと深みに欠けており、まあまあ)。ぐっぴはエビフライを3本平らげていた。しかもこのほかにオニオングラタンスープまで食べた。お互いに都合の悪いことは考えないバブル女なのでこのときの体重は測定していない。全然関係ない普通の話をして、帰った。
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by violatsubone | 2011-01-18 19:00 | 音楽鑑賞

ばよりんびよらで南米音楽@根津

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以前のオケからの知り合い、TはしのSいこーさん(今は婆管とかワセキソとか)に誘われた。夫婦と同じマンションにお住いのヴィオラ師匠はk野さん(元N響。T屋御大の長年のご友人)。ご近所のレストランにてヴァイオリンとヴィオラのライヴがあるからどうお?ということで。小さなレストランで、私が付いた時は座席がすこししか残っていない。折りたたみ椅子などを用意してぎゅうぎゅうづめのところに3名が登場。とりあえずお久しぶりにK野さんに隣に座っていただき、つまみのワインと豚リエットを飲みながら演奏鑑賞。
「芸大でてフリーでやってるひとたちだろうねえ」とK野さん。お客さんは芸大仲間?
バッハや、古典からなんだか知らない現代の作曲家まで、クラシックだけではなくて、ライトな音楽も。で、男性は髪の毛長く伸ばして結んだりした自由な感じの人、女性は臨月のおなかを抱えての演奏。ギターも交えての演奏だったが
「折角ギターと一緒だから、バッハよりもっと活躍する曲あるんだけど」
レスピーギの演奏では
「ぼくだったらもっと流れる感じにやるかなー」
とかとなりでぼそぼそとK野さんがつぶやく。

ただ、最後の方でやった南米音楽特集はむちゃくちゃよかった。ピアソラに始まり、ペルーやコロンビア、キューバの曲集。演奏者の雰囲気からも音色からもこちらの方があっていたかな。レストランの雰囲気からも。「うん、ボクもこっちのほうがいいな」
「彼女は両方弾くけど、びよりすとだね。びよらの弾き方の方がストンとはいるよ。うん」
その後、Sいこーさん夫婦行きつけの飲み屋さんにいって、終電くらいまで。この周辺は美味しそうなところがおおいねえ。
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by violatsubone | 2010-12-27 20:08 | 音楽鑑賞

ヤマトといえば

ぐっぴ結婚式でびよ重が演奏したのはこれだったのです。ずれずれだったし、音も喧騒にかき消された感はありますが。えーーそうはきこえなかった?はい、この演奏はイメージです。


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by violatsubone | 2010-12-24 00:06 | 音楽鑑賞

ラスト・ブルックナーと深海魚

本当は、誰かに譲ろうかと思っていたのだが、交渉も決裂。一人であれば行かないが定期友おれんじがいるために参加することにした。読み兇・・・ ブルックナー orz 8番。3月に聴いたんだけどスクロバさんで。
そう思っている客が多かったのか、やっぱり人数少なかった。オケ経営も、顧客マーケティングと指揮者の希望との間で板ばさみとは思うけど、お金と時間のある有閑層を取り入れるのにブルックナープロばかりやっているのはどうかと。

オタカさん(ツボネ政治家のことではない)のブル8は重厚な感じだった。重厚なのも悪くないけど、なんだか85分くらいかかってたか?くだんのブルヲタによれば、延々と続く森林や自然を見るとそうなるというけど、教会までの往復時間にすごーーく時間かかっていたんだな。
途中意識が飛んで、4楽章の勇壮なところで目が覚めるんだよなあ。85分集中して聴くのは大変。
まあかっこいいし嫌いではないんだけどね。


c0102375_3402494.jpgヲタの姿も見なかったので、二人のときは別のところに行こう、と、かえる方向が別々なので、このあたりしかチョイスが無く、限られた代替から「キトキト」へ。魚と日本酒のお店。とりあえず魚は「顔つきで出ませんよね」ということを確認した後に刺身等を頼む。日本酒は何とか山だか川だか(時節柄ww)いう酒を選んでもらう。すっきりさっぱりで美味しい酒だった。5:1くらいの割合でたしなんだ。(もう少しかな)。メニューで目に付いた
「深海魚のから揚げ」なるものを頼んでみた。もはや魚の名前ではなくカテゴリーだ。どんなのが出てくるんだろう、私はちょうちんアンコウを思い浮かべ、おれんじはとげとげのグロテスクな奴、を思い浮かべたそうだ。
出てきたのは想像に反してこんなかんじだった。(今実家なので写真は戻ったらあぷします)
深いところでねっとり生きてきただけあって、弾力性のある白身だった。多分もとの姿を観ないほうが食が進むと思われるしろものだ。

ブルックナの交響曲もうねうね長くて深海魚っぽい、とりあえず来年はプログラムに無いし、暫くこの曲おっさんのを聴くことも弾くことも無いだろう。いや、だから嫌いじゃないんだけどね。
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by violatsubone | 2010-12-14 19:00 | 音楽鑑賞

20代 首席客員指揮者 登場

都響定期。今月もまた連続だ。それも先月末にあったばかりだから凄い頻繁な気分。
そもそもがぷりんしぱる・げすと・こんだくた(首席客員指揮者)ってどういう位置づけよ、と思うが。赤いCD売りの復習グッズのお陰で聴きながら書いている。

本日はつかの間の開放感?チェコもの。以前からH氏が代推薦していた、ヤコブ・フルシャ。若干29歳。プログラムノーツに唯一誇らしげに生まれた年が載る。指揮者として、この年齢でトーキョーのオーケストラ首席客員指揮者になる。チラシをみると、人懐っこい笑顔が素敵なイケメンだ。久しぶりにウキウキで席に着いた。曲もチェコ・プログラム。久しぶり。
ドボルジャーク 序曲「フス教徒」
スメタナ 交響詩 「ブラニーク」
マルティヌ~ リディツェへの追悼
ヤナーチェク グレゴル・ミサ
今回が謎の「首席客員」就任お披露目ということもあり、彼のアイデンティティを示すチェコ・プログラムが用意された。それも前半は戦争や騒乱がテーマ。彼というよりも、チェコという国のお披露目というプログラムだ。彼の若さと意気込みが現れるなあと思う。
20代にして既に祖国では圧倒的な成功を収め、「プラハの春」音楽祭でプラハ・フィルを振る栄誉も得ている。海外公演も頻繁に行っている華々しい経歴の持ち主。登場した成功した人間に漂う風格があり、残念ながら体型にも風格が現れてしまってちょっと膨れてしまっていた。そして誠に残念なことにビオラ席には座布団がしいてあった。即ちMNB様ではない。

それらの若干のマイナスポイントを覗き、この演奏は誠に興奮すべき、素晴らしいものだったと思う。フルシャはキビキビとして無駄の無く、そして盛り上げも美味く、さすがに自家薬籠中の物といった感じだ。
ドヴォルザークとスメタナは共通した「フス教徒」の聖歌を元にした曲。現在のチェコ人の精神の根底にこの「フス派」。当時のカトリックへの反抗、ドイツ十字軍との戦争、最終的にフス教徒は敗北して、ハプスブルグ家に長い事支配されてしまうのだが、「アイデンティティと独立の象徴」なんでしょうね。我が祖国が毎年チェコで演奏されるように。この辺の自国の民族文化宗教へのこだわりは私ら征服されたことない日本人には理屈でしかわからんのですが、大国に翻弄され続けた大陸の小国にとってはそれが血であり肉であるわけなんですなあ。つうわけで、ぽわんとしている日本人の中でもひときわお目出度いバブ女な私は、たたたーた、というフス教徒のテーマをドボルザークの曲で奏でたとき「スメタナと一緒じゃん」、スメタナに関しては「我が祖国6曲の中で印象の薄い曲をなんでわざわざ」と最初思ったのだった。とっころが、「ブラニーク」がこんなに心奪われる良い曲だと本日初めて知った。細部がくっきりわかるキビキビした演奏で、硬質だが、抑揚に富んだ、ドライヴ感のあるものだった。この曲でこんなに興奮したっけな?。
マルティヌ~は彼が是非広めて行きたい故郷の作曲家。あたしゃ良くしらないけど、まあオタクには「超メジャー作曲家」だという。リディツェへの追悼、という曲は、変わってナチスドイツ下。SSの中のSSという感じのラインハルト・ハイドリッヒ(この人、両親音楽家でヴァイオリンの名手だったそうですね。そんでミドルネームがトリスタンw。写真みても美男とは思えんのだが、確かに祭服は似合う)暗殺の報復として、村一つが全滅されられたというやはり支配されたものの悲劇の歴史より題材をとった。この村の人が殺したわけじゃなく、レジスタンスを黙らせる為に、見せしめとして村一つを破壊した、ということらしい。大体、ハイドリヒ殺した黒幕ヒムラーとかじゃないの?
おっと横にまたそれた。曲は鎮痛でレクイエムって感じです。ゆったりゆっくり深刻な感じですが、そういう曲でも堂々と振っていた。
メインはグレゴル・ミサ。古代スラヴ語で、ソリストも全員チェコ及びスロヴァキア人という力の入れようだ。(ただ、経済的に考えれば日本人歌手4人にスラヴ語歌わせるより東欧人4人持ってきたほうが安いかもしれない?)ソプラノのアドリアナは写真よりももっと女王然としており、派手であり、メゾの「プラハのカルメン」と異名をとるヤナは写真ではモデルの様だが、実際はソプラノ歌手の侍女というくらい地味な井出たちだ。しかし、4名とも、やはり声の張りと力は欧州人のDNAであり大きく太く、なんだかよくわからんがスラブ語が浪々と響いていた。そうそうGLORIAがSLAVAなんだよな。スラーヴァスラーヴァだけは2年?前の経験で判ったぞ。(それだけか)あとはカメハメカメハメ、またはハニハニハニハニと聴こえるのはなんといっとるんだろう?。まさかアーメン?

ヤナーチェクのミサを生で聴くのは初めて。カッコイイですね。

フルシャ君、次回からは別に祖国にとらわれる事無く自由にやりますということだったけど、この挨拶は多分入場者に強烈な印象を残したと思う。29歳にして既に巨匠の雰囲気。都響は良い人をゲットした。。。。。
でも来年の定期には彼はいないけど?首席客員って、毎年顔出さなくていいの?よく基準がわからん。
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by violatsubone | 2010-12-13 19:00 | 音楽鑑賞

ヨーダさんのバッハ

大胆な題名をつけてしまった。
花をオーダーし終わったら、地の果てまで。新越谷。どこの星雲だ。ワープしたい気分だ。
なんといっても埼玉県。
何故そんなところに行くかと言うと、コンサートがあるからだ。おれんじに誘われた。よーださんがバッハの「2つのヴァイオリンの為の協奏曲」ソロを弾いてそのあとヨハネ受難曲のコンマスをやるんだそうだ。バッハいいねえ。。ということで。。

越谷市協賛だそうだ。市長から祝辞が来ている。主催はオケじゃなくて市民合唱団。市民うんたらだとバックがつくからいいよねえ。今年はヨハネで来年はマタイ受難曲だそうだ。ところで受難曲ってマタイとヨハネばっかりあるのはどうしてかな。ルカやマルコの受難シーンはイマイチだったのかな。新約聖書はあるはずなんだけど本棚の奥底で出せない為検証しないっと。

メインはヨーダさんのソロのはずだった。なのに、午前中の打ち合わせがギリギリで更に乗り換えを間違えそうになったり駅で迷いそうになったりしているうちに遅刻した。曲の途中でも2階から入れてくれるという鷹揚なところだったので2階から入ると、ヨーダさんのソロは既に3楽章はいるところだった。うううそうだこれは短いのだった。割と時間ぴったりにはじまったんだなあ。ヨーダさんの精緻で真っ直ぐな音があっという間に終わってしまった

市がバックにあるので金もあるのか、字幕なんかも用意されている。オケはヨーダさんの属しているアンサンブル・ディマンシュ。これは休日オケとは別物だそうだ。でもやっぱりJ大が多いらしい。ということでメンバーをみると、ここでもまたヴィオラにS口おじさまが鎮座していらした。
・・・しかしなんでもいいが長いな受難曲。 捕まってから始まるんだよね、それでこんなに長いのか。
ソプラノアルトテノールバスはプロなので、それなりに響いたが、何故かピラトやペテロの役は一般合唱団からで、なんだかもろ地声だった。。ピラト。。ずうずうべんみたいなかんじでめだったなあ。「あのひと一番年上で役あたえなくちゃいけなかったのかね」?。

アンサンブルの編成は殆ど弦楽1プルト。かなりな小編成で後ろの合唱団とやりあう。緊張するし、美味しいわけじゃないし、音程も音色もものすごくめだつし、、、滅多に受けたいオファーじゃないねえとまたおつぼね同士でぼそぼそつぶやいていた。しかしそんな逆境をものともせず、ヨーダさんの凛とした音は響いていた。バッハの様な古典できっかり弾く音楽に、とてもマッチした音だった。素敵だなあ。

この日の夜はぐっぴ邸にて12月の打ち合わせがあるので、鑑賞終わって、ちょっとお茶をしてからまた移動した。打ち合わせは例に寄って混沌を極め、とても疲れた。録画しておいた「坂の上の雲」も見る元気がのこってなかった。
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by violatsubone | 2010-12-05 14:00 | 音楽鑑賞

天はヲタの上にヲタを作る・・《続》

インバルよ、お前もか。
今年後半は他人の結婚式の世話とブルックナーに明け暮れた、と総括したい。3ヶ月6回の定期演奏会のうち、4回がブルックナーだ!!。
10月読響定期 ブル7 10月都響定期 ブル4 11月都響定期 ブル6 12月読響定期 ブル8
読響は3月末にもブル8やったばかり。(違うクールといえばそうだが)同じ年に同じ曲を定期でやるのはどうなんだろう?都響は2月連続ブルックナー。指揮者違うとはいえ、これもどうなんだろう?「一般の観客を広める」サーヴィス業としてのプロオケ定期のプログラミングとしては如何なものかと思う。読なんてブルは爺さんに絞っておけばいいのに。2ヶ月連続同じ作曲家の都響もいただけなさ過ぎる。普通の薄いクラファンの、ツボネとしてクレームしたい。来期の読はしものんまでもがブルックナーやるじゃないか。(4番のハース版)。

本日はブル6.ブルックナーにしては良心的に60分だ。なのでもう1曲入る。
私のメインは本日は四方さんのモーツァルト。ヴァイオリンコンチェルト3番。四方さんのヴァイオリンは、弾いたとたんにモーツァルトの世界。ポーンと音が軽くなって、尖がったり重かったり細すぎたりしない、なんかふわっとする安心するヴァイオリン。そして大好きな「団員がソロを弾く時のオケの暖かい雰囲気」。全体がなんかふわっと暖かいモーツァルトだった。インバルの、という意識はあんまりなくて、四方さんの醸し出す雰囲気がいいなあ。という感じです。会社帰りはこういう曲をこういう雰囲気のなかで聴くと、癒される!。(別に私は癒しが必要なほど疲弊してはいないけど)団員の雰囲気って客席にも伝わる。それってアマオケもそうなのだろう。
最後にインバルが四方氏と握手したのは、優雅に手にキスしたおフランス人のカンブルランとは違うなあ、と、対比が面白かった。

休憩後にブル6.2管編成で、わぐちゅーは勿論無し、打楽器もティンパニ一つしかない、ちょっと地味な曲。H氏にいわせると、ブルックナーでは美味しいヴィオラも地味な動きで難しいとぼやいていた。金管がはけないブルックナーなんてアマオケ受けしない曲ってことだな。私は意図してないのに2回も生で聴いてる。短いしごつごつしていないので嫌いじゃあない。弾きたいとは思わないけど。先日のクレー氏のブル4は優雅で、スクロバさんはタイトで峻厳、インバルは壮麗で迫力がある。美しさはイマイチなので2楽章よりも、ずっと4楽章の第一主題(だっけ?)のバイオリンばかりが印象にのこる。アップの使い方がかっこよかったんだよな。都響のヴァイオリンはほんとうに良く鳴っていた。たらったらーら、たらったらーら、が1週間頭でぐるぐるなっていた。

ドンのぱ2連荘。何が悲しくて・・。ぐっぴにはいきたくないとぼやいたけど、式が終わってテンションハイオクのぐっぴが聴くわけが無い。すごすごとついていったところに、凄いのがいた。動物園ではないが、ブルヲタというものを、間近で初めてみた。赤いCD売りのつるべえ氏の知り合いだそうで(ヲタ網の広さよ)京都だか神戸だかから、「この演奏会を聴く為に」会社有給をとり駆けつけてきた。見るからに、「平成のブルックナー」という風貌をしており、年上とおもったら7歳くらい下だった。Tシャツにはブルックナーと書いてあった。なんでもただのブルヲタではなく彼のブルックナー「初版」「原典版」(どっちだっけ)?に限るらしい。(ここで、H氏は嘆く。ショスタコなんてこの間テミル氏にばっさりカットされたって誰も何も言わないのにブルックナーだけは何だって版の中のここが違うということでむちゃくちゃ議論になるんだと。きっとヲタのこだわりどころが違うんだろう)
初版といやあ、あたしはインバルの4番のCDを買って痛い目にあったことがある。6番は改定版が無いので、彼曰く「安心して聴きにいける」純正ブルックナーらしい。
そして何を取り出したかと言うと「写真集」ブルックナーの故郷を訪ねたときの写真集らしい。標題が振るっている生家のゆりかごと、墓地の写真をならべて「ゆりかごから墓場まで」。
で、広々としたリンツの森や原っぱの写真、延々と続く長い道などの写真を見せられて
「これがブルックナーの原点です」
ははあ。
「彼はこんな風景の家から、教会まで毎日通ってました。どれも同じようだといわれる長い音楽はこの延々と続く原っぱと同じことなのです。そして突然眼の前に教会が聳え立つ、という唐突な風景が静かなところで突如じゃーん、じゃじゃじゃーんと金管がなったりするという展開になるわけなんですね」一般人にも面白い解説ではあった。しかし、それをしたいがために毎回このアルバム持ち歩いているのかしら。
毎年気が付くとドイツに飛んでワグナー聴いている某氏がヲタ代表と思っていたが、うえにはうえがいるもんだな。ヲタの世界は覗いてはいけない深い深い穴だ。
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by violatsubone | 2010-11-30 19:00 | 音楽鑑賞