De Ultimo Judicio

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FAF管弦楽団の今度の演奏会チラシです。デザインっつうか構成はぐすたふさん。同じ絵をジャケに使用しているCDも見かけたが、まあ問題はなかろう。
ミケランジェロ 「最後の審判」。ちゃんと修復後の絵を使ってますね。あのCDは修復前かも。
さて、このチラシでは少しボケているので、大写しの絵をこちらにリンクしました。「最後の審判
観たことある方も大勢いるかと。イタリアばかり何度も行っている私、礼拝堂も数回行っております。修復後に始めて入った時は、色彩が明るくてびっくりしたもんです。TVで修復の特集やったときは興奮しながら観たもんでした。
あまり神聖な気分にはならない、ど派手な絵ですよね。礼拝堂正面の壁一杯に描かれていますから超迫力です。っつうかジーザス体格良すぎ。もっと良すぎなのはペテロとかパウロとか爺さん達です。聖人も天使も筋トレのしすぎです。天国はやる事ないので筋トレし続けているのでしょうか。2929しい絵です。この方々最初は一糸まとわぬ姿だったので、後でふんどしだけ別の画家か付け足したといいます。修復の時、半分くらい落としたそうで、修復した後か前かは、特定の人物の腰に布が巻いてあるか否かで私は判断するのであった(笑)。後ろ向きの腰巻は外されている場合が多く、美尻を披露してます。前は・・、わりとそうでもない、でも、洗礼者ヨハネ《キリスト左》が前につけているものはなんか凄い(+_+)。キリストの下、真ん中あたりに「不思議なラッパ」と「全てのことを書き記した本」を持っている天使がいますね。こいつらも天使=優雅のイメージ全然違いますな。まあヨハネの黙示録にでてくる天使はこんなかんじだろうな。
Fおけの伸縮自在RDちゃんが個人的にはまっていた「自分の皮を持つ男」は聖バルトロメオ。聖書の書き分けって、みな持ち物が決まってるので、聖人は「とりあえず自分が殉教した時の処刑方法を表現してよ」ってなわけで、生皮はがしの刑のバルトロメオは皮もってるわけ。皮の中の顔がミケランジェロの自画像ということです。他、良くみれば矢をもったセバスティアヌスとか車輪かかえてるカタリナとかいます。左下はゾンビの瞬間。死者が最後の審判受ける為によみがえるの。右下は地獄ね。それにしても世界の最後の日に一度に死者を分けるって、凄い人数なんだけど、決裁者ジーザスも大変だなあ。

これがヴェルレクに何故マッチするかって、何しろ敬虔さというより、ドラマティックなところ。天国より地獄に眼がいっちゃうところがDies Iraeなのだ。この絵からしてもうオペラ。マッチョな美青年ジーザスもオペラ向きじゃな。関係ないが同性愛者だったミケランジェロ。圧倒的に男性の方が美しいんだよね。彼の好みはギリシャ彫刻の様な美貌で筋肉隆々の男性なんだろーな。女を描くのはイマイチ苦手そうな。ダヴィンチもそう。彼は美少年好きか。ラファエロの聖母が美しいのは彼がかなり派手に女性と遊んでいたからだと勝手に思う。

なんて色々思いながら 楽しませてくれる絵なのでした。

またホンモノ拝みたくなってきたわ
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by violatsubone | 2008-09-22 23:59 | 芸術鑑賞