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実家に泊まってみた

「ゴエの存在がばれたの」と数日前親がメールしてきた。自宅に1匹残っている年老いた(というよりボケた)老猫が余りにギャーギャーなくのでばれたのだとか。今時だが、実家のマンションは実はペット禁止。掃除のオバサンか隣の人か上下の人が管理人に通報したのだという。
「万が一のことがあったらよろしくね!」
冗談じゃない。我が家に引き取れというのか。老猫介護生活だなんて。というより死に目に立ち会わねばならぬのは、私は嫌だ。しかし弟の家は犬飼っているし、いざとなれば仕方があるまい。それから連絡が無いので実家に帰った折恐る恐る聞いてみた。
「お父さんが管理人にネゴったらしいの。もうあと何人か飼っている人いるらしくて」
規則上禁止なものをネゴるなんて最悪の住人だ。とまれ、ゴエモンは無事実家においてもらえる事になったらしい。

「洗濯機変わった?」
「よく気が付いたわね、前のが壊れちゃったのでただで変えてもらったの」
「前のって・・随分昔から使っていない?前の家から持ってきた奴だよね」
「8年。ある日、蓋がボンって跳ね上がったのよ。だからお父さんがメーカーに文句をいって変えてもらったの」
「8年も使ってても、ただで替えてくれるわけ?」
「マスコミにいいつけてやるぞといったらしいのよ・・」
最悪の消費者だ。

「あなたは気が弱いから、どうやって日々のトラブルを処理しているのかと心配だわ」
「・・ご心配なく」
私のことを今日び「気が弱い」といってくれるのは、親くらいのものだ。

上げ膳据え膳の実家生活。優雅だけど直ぐ退屈してしまう。猫もボケていて相手にならないし。テレビと本をたっぷり堪能し、2日目の昼ごろ、雨が小降りになったのをみて、おいとました。

by violatsubone | 2008-09-21 10:00 | つぶやき