超絶、超熱、「DSQ」 初鑑賞

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DSQ,或いは赤いカルテット、つぼねーずの間では「どしゅかる」。我が「つぼかる」と同等の呼び名にするところがあまりに図々しい。

つぼかる達の宅飲み面子として可愛がっている(??)ばしゅめっと氏属するDSQ。例の赤いオケ構成メンバーが多く、名前の通りドミトリー・ショスタコーヴィッチ(DS)のカルテット15曲を完奏したという恐るべき記録を持つ熱い熱いアマチュアカルテットである。とゆーか、そんなことを計画するカルテットそんなにいないって。

今回のプログラムは以下。本当にアマチュアですかねー、このラインナップ。いや、アマチュアだからやるのかも?。
バルトーク 弦楽四重奏曲第3番
モーツァルト 弦楽四重奏曲第19番 「不協和音」
ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第2番

ヴォトカの獲得に破れたつぼかる達は練習開場主以外は楽器のみを持ち、会場へいそいそと。本当は酒じゃなくて「赤チェブ」でもプレゼントしたかったが、ネットで高騰していて買えなかった。(T_T)
ティアラ江東小ホール。我々の室内楽大会第一回もここで開催する予定。観客には、DKST、もとい、新規発足したDKSQ(わたしらからすりゃ、だいかる)面子も、更には土YAさんまでいらしている。ばしゅめっとがへらへらしながらチラシ渡したら本当に来てしまったのだ。今までの観客より圧倒的に多いらしい。FAF効果?。ふふ。芸術作品は鑑賞されてなんぼですからね。

バルトーク。正直、わけわからない。多分観客席の我々はハニワ面をしていたと思う。あってるんだか間違っているんだかもわからない。だいたいこんな曲どうやって合わせていけるんだろう。落ちたかどうかだってわからんじゃないか。誰とは言わないが、難解のあまり寝ているツボネもいた。しかしスコアを見ながら鑑賞しているオヤヂもいたという。こんなのスコア追えるのかオヤヂよ。プログラムによると話し言葉と思えば、とのことであった。ふうん。とても上手になるとこういう曲を演奏したくなるんだろうな。わからないなりに、上手いなあと思った。聴かせる音楽になっていたから。各々の音がきっちり立っていたからだと思う。

モーツアルト「不協和音」。この日のために先生について奏法など習ったそうだ。バルトークと異
なる古典ならではの難しさ。名曲を前に少し緊張している感じか。しかし精緻。とても精緻。熱い連中がきっちりした古典をやるのはまた難しいんだろうな。各々の音が綺麗なので、モーツァルトに欠かせない「透明感」が出ている。さしものばしゅめっともこの曲ではあまりアクションをせず、居住まいを正して演奏している雰囲気。

土YAさんは用事があるのでここでお帰りになった。嬉しそうな表情をされ、とても楽しんだとおっしゃっていた。楽しんでやっているのが伝わったと。バヨリンのRIN君は後半一楽章だけでもとお引止めになっていた。後で私も、そう思った。土YAさんは惜しいものを見逃したと。

ショスタコーヴィッチのカルテットは全曲演奏しているから全て2回目以上ということになる。2番は、その中でも最初に取り組んだ曲らしい。とても熱くてロマンティック且つ諧謔的でいい曲だ。
彼らの自家薬籠中の物といった感じ。前半のぴりりとした緊張感とはうってかわって、リラックスした雰囲気が感じ取れる。リラックスというより、喜びに満ち溢れている感じだ。熱さ爆発、アクションでまくり、弓は華麗に舞う。ファーストバイオリンの屹立とした響き。正直、前半と音の煌きが違った。なんか凄いものをみちゃったな、というのが感想。
これが人に聴かせられる、かつ、聴いた人に喜んでもらえる演奏なんだな。

アンコールは更に熱かった。何番の何楽章だっけ?(笑)

客席にまで高揚感が漂っており、そのまま出演者の宴会に同席してしまった。なんか我々はいつもこのパターンだ。しかも今回は出演者のうち2名も同じテーブルで。
近寄りがたい上手さを見せ付けたファーストバイヨリンG君も話すと普通の愉快な男の子。えーと私よりも随分下だからね。なんとここでツボカルの演奏曲がばれてしまう。G君は嬉しげに、1楽章で出しメロディーを歌いながらりえびさんにお酌をする。
雲泥というには泥に、月とすっぽんというにはすっぽんに申し訳ない腕前のつぼかると、曲芸の様な名人芸をみせるどしゅかるが同じような話題で盛り上がってしまう。タカーチカルテットネタとか。RIN君はそのまんま タッピングだった。こんな面白い人とは意外だったな。

帰りの電車で、ばしゅめっと妻に「FAF旬ですよー」といわれて嬉しかった。ばしゅめっとも素敵だが、奥様もとても素敵なびよりすと。そもそもショスタコがいなかったら出会わなかったとか、いやいや生まれていなかったとかこちらのテーブルではいわれていた、熱くて赤い夫婦なのだ。
そうそう、カルテットの曲選びは「まずファーストが好きであること。続いてチェロ」だそうだ。まあ、あたしらは確かに何でも裏打ちしていれば幸せだからね。
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by violatsubone | 2008-08-23 19:00 | 音楽鑑賞