休日のオケ鑑賞

オーケストラ・ディマンシュ 第28回演奏会
指揮:金山隆夫
パウル・ヒンデミット 変ホ調の交響曲
ブラームス 交響曲第2番 ニ長調ヘンレ版

小学校の知人が所属している関係でずいぶん前に聴きにいったこの「休日」オケ。久々の鑑賞。ディマンシュというのが休日の意味らしく。まあアマオケは大抵休日にやるもんですが、こちらの休日オケには色々特徴があり、それは久しぶりにいっても変わっていない。
まず選曲。有名どころではなく、一癖もふた癖もある選曲が多く、必ず1曲は知らない曲がある。今回はブラ2はブラ2でもヘンレ版という珍しいバージョンを採用。ヒンデミットは画家マチスくらいしか演奏したことないんだよなあ・・この曲は存在すらも知らなかった。普通は集客とか弦楽器(得てして保守的)意見の刷り合わせで有名どころラインナップが多いのだが。演奏スタイルも対向配置(ファーストとセカンドが向かい合わせになるやつ)これもずっと変わっていないようだ。今回はコンバスを真後ろに一列に並べて見せた。視覚的にも迫力ですね。その他、未就学児オッケーなところとか、ローテ表をプログラムに載せているところとか、指揮者のMCが入るところとか、開演前にステージで音だしをしているところとか、色々小さい工夫が楽しい。今回はプログラム(代表Yevgeny氏はプログラムの制作のみならず原稿の執筆もしている。まめだねえ・・。で、この文章がただの曲目解説ではなく歴史背景などを織り交ぜ、なんだか論文の様だ。その硬い論文の隣に「小さいお子様向け」の解説までしてあるところが凄い。アナウンスまでも子供向けに「はしらないでね」みたいな語りかけ。これらはいい悪いじゃなくて、オケの個性。
例によってギリギリに着いて、ここでいいやと1階席にすわると既にオケが好き勝手に音を出している。げ、オケより遅く来たか。何分前からいるのかなあ。
ヒンデミットは兎に角カッコイイ。弦はとてもとても難しそうで、ちょっと苦労しているのがわかってしまったけれど、それでも大健闘。金管は歯切れの良いプレイでとても気持ちがいい。硬質な演奏が出来る管がいると、決まるね。そしてこういう曲に慣れているんだなあというのが判る。こういう曲が好きなんだなあというのも伝わる。
ブラ2.我々もつい先月演奏したばかり。Ω氏などは落ち着いて聴く心境にはなれないといっていたが、私は過ぎたことは忘れるタイプ。違いを大いに楽しんだ。
何がヘンレなのかは良く判らない。でもアプローチは我々とかなり異なる。以前聴いた誰かの演奏に似ていると思った。途中で思い出した。DVD会でみた、ノリントン指揮の演奏だ。極力ビブラートを抑え、浪花調を避け、すっきりブラームスと私が呼んでいた奴だ。似ているとおもったら、別紙に「今回の配列はノリントンが・・」と書いてあったので、やっぱり影響受けたんだなあとちょっと嬉しくなったり。ビブラートで音を伸ばすことをしないため、わりとふわっふわっとした音のつながりになる。羊羹型の音が重なるのではなくて、波型の音が重なる感じ・・。こってりしたブラームスがお好みの方は違和感感じたかもしれない。Fオケでは採用しないだろうけれど、またこういうアプローチも個性だなあと面白く聴かせて頂いた。本番前だと、きっと「我々の目指すブラームスとは方向が違う」とばっさりしてしまうかもしれないが、後だったので、様々な解釈を楽しむ余裕がある。その点で演奏会後でよかったな。ここでも管のタイトな演奏はかっこよかった。バイオリン&ビオラがもう少し響けばよかったかな?。対向配置なのでセカンドがもっと力強くなると、とても良い響きになると思う。前も言ったが、アマオケは「兎に角上手い優等生オケ」と「自分達のオケはこうだ!」という特徴系オケがあり、勿論そのどちらでもないのも沢山あるが、ここもまた特徴と意志があるオケだなあと感じた次第。
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ところでティアラの1階と2階も響きの差が顕著ですね。途中、003さんを探しに2階にいったら、休憩時間音出しをしていた金管の音の飛び方がまるで違う。あわてて下にいたΩ氏を2階に連れ出した。うーん ヒンデミットも2階で聴きたかったよ。
終了後、まだ17時前なので、003さんと003P(その妻)とΩ氏とちょこっと夕食を食べに行く。雨が降っていたので錦糸町の駅ビル。流行の豚さん料理屋で、ノミホコース。2時間きっかりだから終わっても19時。健康的!と思った。しかし19時では帰れなかった。003Pは帰ったのだから私もかえりゃよかったのだ。ずるずるずるずると居残り、23時過ぎ。
演奏したわけでも無いのに、なんだかなあ・・。今日は帰ってやることもいろいろあったんだけど。
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by violatsubone | 2008-08-17 14:00 | 音楽鑑賞