TAO(東京アカデミーオーケストラ)演奏会観戦

別に知り合いが入るわけでもないのだが(前回はKMTさんがいらした)3回連続で聴きに行っているオケ。そして今回は挟み込みまでしました。元団員がしないというのに(-_-)。
田園都市線沿線が懐かしいってのもあるんですが、青葉台のフィリアホール。やっぱり小1時間かかりますね。13:30開始とのことだったので、息せき切って行ったら入り口で4-5人がまったりと立っている。で、その横で某大学の学生が自分のチラシだけしゃにむに挟んでいる。なんつうシュールな受付じゃ。半ば仕切るような形で挟み込み開始。5枚しかないので、動かずにその場で人にチラシを渡すやり方。しっかし、学生のなかに紛れたオバサン一人、もう腰がいとうございます。チラシはさみは動いたほうがいいね・・。「オバサンもう疲れたよ。座りながらやろうよ・・」といおうと思ったら終わった。座席500だから少ないんですね。ほ。
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挟み込みが実に20分で終わってしまったので(2時間くらいやっている気分だったが)しばらくスタバでお茶してから、上ってくる。なんか行列凄いです。
せっせと聴きに行く理由は、勿論上手いから。格付けAA、もしくはミシュラン3つ星クラスのアマオケ(なんだそりゃ)は、いくつかあるけど、ここは上手いだけじゃなくて、団としての特徴がとても出ていてそれが面白いからです。上手なオケ、で言えば新響があります。ここは、聴いていて全く破綻が泣く安心して聴けます。抜群の安定性がある。椅子に深く座って、堪能していればいいところです。円熟しております。TAOはもっと演奏が尖っています。緊迫感がある、というのか。ちょっとアクロバティックなところと、指揮者がいないので、皆でアンサンブルを完璧にするぞという気迫が聴いている方にも感じられます。ここの売り?技術的に並のオケじゃあわせるのも難しい箇所を、平均の演奏速度よりはるかに速く、ぴったりと合わせてやるところです。思わず前のめりで聴いてしまいます。このオケがバッハのブランデン3番、モーツァルトクラリネットコンチェルト、ベートーヴェン7番という、ある意味オーソドックスな選曲をしたことがまた、古典好きな私を惹き付けた訳でして。
上の、モデルルームを写したかのような写真はロビーコンサートの後です。毎回15分くらい行います。陽が差し込んでちょっとまぶしそうでしたが、モーツァルトのクインテット3番を美しく弾いていました。
バッハのブランデン3番は、立ちながらの演奏です。ビオラのトップ、本当に立ち姿も弾き姿も美しいです。立つ方が音が通るから、というのが理由だそうですが、全員がソリストの力量あるオケなので皆さん弾き方がカッコイイ。(上手い人は弾き方もカッコイイのであります)そして予想に違わず凄いスピードです。このくらい音が通って上手ならバイオリンもう少し人数少なくてもいいかもです。ビジュアル的にも何人も重なって立っているのはわさわさした感じだし。曲がちょっとアレンジしてあるのが中々味がありました。団員の方による編曲だそうで。
モーツァルトは矢尻忍さんのソロによるクラリネット協奏曲。遠目では、演出家の宮本亜門にちょっと似ているかも。とても細身の方。上手なオケはコンチェルトのときの「引き」も上手いですね。Pでも音が死んでいないです。ソリストの美しい音色と、如何にも自然に合っているかの様な演奏が見事です。クラリネットの音も美しく、躍動感がありました。この方、中々ビジュアルにも凝っていらして、合間に赤い布(なんていうんですかねあれは)で楽器を拭き、それをポケットにつっこんだりして、なんだか手品師みたいです。
ベートーヴェン7番。実は9曲の中で一番好きな曲。いつもであればもう少し大編成のオケで、迫力で聴くところです。弦楽器が2-3プルトしかいない小編成のオケのベト7は初めて。成程、各楽器の音がはっきり聴こえて構造がクリアーになりますね。ベトベン再発見といったところです。普通のアマオケが演奏すると、ぱっぱらぱっぱらとお祭り的明るさと勢いの曲になってしまうのですが。ううむこんなにタイトであり、こんなに緊迫するもんなのだな。簡単に手出しできないんだなあ。。精緻な超特急が得意なTAOには、7番が一番ふさわしいとも思います。
4楽章が特にTAOしてました。爽快に疾走した体脂肪率5%のベトベンでした。
今回は満員御礼だったようです。500人しかこの演奏が聴けないのは勿体無い、と逆に思いました。。
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by violatsubone | 2007-11-18 13:30 | 音楽鑑賞