マラ9 また 芸劇<続き書きました>

新交響楽団第199回演奏会。 聴きに行きました。昨年からマラ9鑑賞は4回目。
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当FAF管弦楽団も無謀にも12月に演奏予定のマラ9を、あの新響が演奏するというのですから、目標設定の為にも勉強の為にも、ということで。同期ぐっぴが挟み込み立候補しているので、こちらもお手伝いすることに。先シーズンは挟み込みやらなかったしなあ。ビオラトップのHJお兄様が新響ではビオラで出演(゜o゜)。しかもステイタスが団員ではなく、寅で、しかも特別維持会員。維持会特権でよい席が割り当てられるという券をいただきました。2階席張り出しの一番前。ビオラがばっちり見える場所でかぶりつき鑑賞です!。本日、ビオラの鑑賞参加者6名。団員マラ9のりの66%が聴きに来ているということです。
12時集合、15団体のチラシがありました。新響のマラ9の後にマラ9の宣伝のせるなんて、怖いもの知らずだな我々(+o+)。

新響はもしアマオケの格付け制度があったらば間違いなく最高格付を貰うであろう楽団です。後ろの席にいた方が「新響は最も年収の高いプロオケっていう冗句もあるぞ」と同行者に言っておりました。そのブラックジョーク、気に入ったわ。平均年齢が高めなので、会社重役等が多いからってことでしょう。名簿みたら弊社社員もいました。後で会社名簿で調べてやろう。

前プロは武満のトゥイル・バイ・ライト。ええとすみません。現代音楽わからない私はハニワ顔になってました(゜o゜)(゜o゜)(゜o゜)。音楽というより自然の音を表現した感じでしょうか。澄み切った音が聴こえます。。ええと、テレンス・マリックの映画みたいな?。

マラ9。プログラムには論文の如き解説と、指揮者の高関さんが4頁以上の「マラ9への想いと取り組み姿勢」を寄稿されていました。マーラーの奴、演奏の度に色々手を加えたりして(9番は演奏機会ありませんでしたけど)、またマーラー協会の改訂版も複数あるわけで、指揮者はどれを基にした演奏をするか、というので色々研究するのでしょう。高関さんもマーラー協会に問い合わせなどして、自筆ファクシミリとスコアを一音一音、細かい書き込みに至るまで照合していったそうです。指揮者冥利に尽きるんでしょうね、そういう意味でも。

さて、新響。音程やリズムといった基本的な、でも実践するのが難しいところは、危なげなく、さすがです。弦楽器の弾く位置とか、みなそろっておりますし、元弓と先弓の使い方がとても上手い。音程・リズム・奏法がきちんとそろっていると音ってなんてクリアーで繊細なんでしょうね(笑)。アマオケ聴いている気分にはなりません。ビオラトップのおじいさん(失礼)体に似合わぬ大きな楽器(失礼!)で無駄な力が一切入っていない弾き方。素晴らしいです。金管も木管も本当に音が綺麗。澄んでいます。弦はコンバス13名の迫力が特に凄いです。低音の安定感=オケの安定ですね。
全般的に高関さんの解釈はカラヤン風粘着質ではなくて、わりとさらっとした感じがしました。テンポや音量に余り揺れが無い。私はマラ9のCD、モスクワでコンドラシン加えても5つしかもっておりませんが、その中では1・2・4楽章はバルビローリに近かったかなーなんて初心者感想。(同指揮者の3楽章はちともたつく)無駄に劇的にはせずに、ということでしょう。さりげない表現は大人の演奏という感じがします。P以下の音量の時に、上手さがわかるなあ。終楽章のしっとりとした収束は素晴らしいです。ビオラ命かけなければです。(逆を言えば終わりよければ全てよし精神か)
でも、わー凄いなで終わっては鑑賞会の意味が無く・・。今までと違い、まだまだ開始したばかりではあるものの、自分達も譜面を見て練習している訳ですから、弓順とか左手ポジションとか細かいところも見ることができます。自分達だったらこう演奏したい、この解釈はどうなんだろう、と各人色々思いがあるようです。批評しつつ我々の実際の演奏は某バイオリンの方が初回練習を「阿鼻叫喚」と表現していた通りなんですけどね(-_-;)。
全体的に安定した演奏ですが、マラ9としてはちょっと凄みが足りない?1楽章が少し薄い感じ?多分Fオケはもっと歌うことが好きなのでやりたいことちがうかもーとか、M口さんもきっと違うだろうとか、一方でそういう感想も持ちました。ビオラ的には、2楽章出だし弓返すのは如何なものかしらー。

完璧に近い演奏。そして見事な終結。新響の演奏を高い目標にしつつも、一方で自分達の想いと方向性が異なっていれば、それはまた別のいい演奏が出来ればと思いますです。

終了後は7厘の薔薇(爆)と白1点で呑みました。男性を増やせ、と電話かけて駆けつけたのがりえびさん。スポーツイヴェントで薙刀をしてきた彼女はFオケのどの男性よりアクティブ。呑みの席で、色々今回の演奏会批評+いつも似たような方向性のしょうもない話などしつつ。16時半から3時間以上呑んでましたかね。途中でまた寝落ちしてすみません

PS.単純に週刊誌的好奇心ですが、マーラーって9番作曲していた時、アルマの浮気気が付いていたんだろーか、何かに熱中癖のある男ってきっと他人の想いに鈍いのではなかろうか、どーなんだろーとぼんやり考えていたりして。相反する解釈を読んだものだから(笑)
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by violatsubone | 2007-10-08 12:00 | 音楽鑑賞