六本木の帝玉?

ばたばたと仕事が一息、20時30分。今日は疲れたから帰ろうかな、頑張ってもう一仕事するかな、とちょっと考えている時、携帯メールが入った。師匠からだ。
「レッスン日の変更かな?」と思ってあけたら

今六本木のフォックステールで呑んでいる。Mayちゃんもいる。こないか」
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突然の呼び出しってこういうものか。しっかし「今六本木、コイ」って、バブリーな話ですよね。
師の命令に弟子は逆らえんでしょう。お仕事は明日♪、ということで一路六本木。交差点でMayちゃん迎えにといわれたが、場所調べたら簡単だったので、目的の店。ビルの地下。店に入ると、名前も言っていないというのに、「お待ち合わせですね、こちらへ」と黒服さんが
通す。なんなんだこのサスペンス映画の様な展開。自力で来るとも行っていないのに??

案の定、店の奥に塊が。「おお何でわかった。」 とゴッドファーザー。
「調べようと思えば幾らでも調べられるんです現代は」

師匠の「いつもの呑み」と「いつもの呼び出されるメンバー」がそこにはいた。
超愛弟子Mayちゃん、呑み弟子KTOK君、はるかに若い後輩おっとり美人ビオリスト、師匠の教えている文京○山フィルのコンマスとその妻@びおりすと。
「xxxx商x の部長だ」とわけわからん紹介。
「いいえ部長ではありません」「なんだ課長か」「いえぺーぺーです」
「まあ兎に角大先輩だ」「年齢という意味において大先輩ですね。はい」
美形ビオリストを指して「知らないだろう」「勿論」。KTOK氏より下なのだから知る良しもない。

この店は何の店かよくわからないが和+洋の六本木的アレンジの洒落たもんが並んでいる。
天ぷらとかあん肝などもあり。。和よりかな。ずいぶん昔からあるそうだ。
「俺は35年のお得意様だ」
いつものかりゆしだかアロハだか不明なブルーのシャツを着ている師匠だが、今宵は香港マフィアの風格。若い頃から六本木でぶいぶい言っていたわけだな。道理で店員のかしこまり方。一元さんへの態度ではない。
何を話すかって、音楽の話なんてしやしない。(していたのかもしれないけど)
下手な指揮者の指揮台を蹴飛ばすとか、オケの団員が練習時やにわに立ち上がって「もう練習しても無駄だからやめましょう」と肩たたくという恐ろしいプロの話とか・・。
皆「そうですかー凄いですね」といっているが10回くらい聞いているに相違ない。実は師匠の話方は面白いので、それはそれで笑えたりするんですけどね。
KTOK氏が夏休みに言ってきたという長崎の話を始める。師匠も合間に話をするが、彼の話を受けて、ではなくて自分の話。上手く話しの合間に挟むので、まるで会話が成立しているかのようだが、相手の話が途切れるのを待って自分の話をしているだけ。朝生の番組の様だが、別に喧嘩するわけでもなく、みな両方の話にうなずき、ちゃちゃをいれ、笑う。ふふ、これが師匠慣れした弟子達の賢い反応です。酒入ると話の速度速まるKTOK、
「いやあ、ブログがとっても面白くて!」
(ー_ー)!!
私は瞬間とても怖い眼をして睨んだかもしれない。Mayちゃんも顔が凍りつく。

そう、ここは誰が覗いてもいいけれど、師匠にだけは(後は会社のボスと数人)見せてはならないのだ。だって、とか書いているんですよ。シャツのボタンがとんだとか。
また同じ話してるとか。

私の視線に気が付いたKTOK、
「ええ、文章が面白いんです。ぐっぴさんのブログ」
「なんだあいつはそんなことしてるのか」と、ちょっと?な顔の師匠。ほら、興味無さそうだから次の話題に行こうよ。
「そうそう、もう 毎日楽しみなんです ぐっぴさん。」
仕方ない、私も友情より保身を取る。
「そうらしいですよ、ぐっぴは。案外暇なんですね」
ま、直ぐ忘れてくれるでしょう。

美味しい日本酒をしこたま呑んでしまったワタクシ。その後の会話は当然覚えていない。
24時少し前に解散。食べた割りにとても安かったのはどうも師匠が一番払っていたらしい。KTOK氏は払わせ上手だ(-_-;)。奴も営業マンだな。
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夜が更ければ更けるほど賑やかになる六本木。
まだ電車があるので日比谷線に降りようとしたら、師匠「俺はタクシーだ」。と言い捨て、別に車拾うそぶりも無く、歩いていく。また呼び出されるんだろうな、そして、私ったらまた行っちゃうんだろーなーと思いながら、不夜城六本木の街に吸い込まれていく真ん丸い影を、呆然としながら見送ったのでした。
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by violatsubone | 2007-09-04 20:30 | 食べもん