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ら・ふぉる・なんとか 2日目 まずはフォーレ

La folle Journee au Japon と、書きます。この作曲家達のチープなアイコラがいいですよね。
右端の禿眼鏡がわかりませんでしたがファリャだそうです。
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国際フォーラムの広場にはこんな特設ステージもあり時々演奏もしてます。でも演奏しているときは黒山の人だかりで全く見えないのだ。民族音楽みたいなのが多かったな。後、殆どの公演が前売りで売り切れだったので庭では演奏の様子も上映。サッカーみたいやー。相変わらず盛況盛況。この人達にうちのチラシ配ったら効果あるかもしれんなーなんて思いつつ、ダフ屋かとおもって追い出されたら困るしな。昨日の演奏会でチラシ挟ませてもらったら2000席なんていっぺんだよねえとりえびさんと話したけど、挟むほどのパンフは無い。大体そんなことしたら東京中のアマオケが大挙してチラシ持って押し寄せるな(笑)。

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まずはフォーレ。ミシェル・コルボ指揮。ローザンヌ声楽アンサンブル&シンフォニア・ヴァルソヴィア。ポーランドの室内オケです。コルボのレクイエムは定評があるようですね。
フォーレのレクイエムは、穏やかで、透明で美しく、私の一番好きなレクイエム。一番「鎮魂歌」というにふさわしいです。最後の審判で皆天国に行けそうですわ。(ヴェルディだと全員地獄へまっさかさま。)特に最終曲の静謐な美しさはもう人間世界の曲じゃあございません。最後の審判のシーン、「怒りの日」がないから終始穏やかなんですけどね。編成は版によって異なっておりますが、今回は所謂第2版に準拠しており、ヴァイオリンは独奏のみ。あとはヴィオラチェロコンバス、金管オルガンハープです。ヴィオラ冥利につきますねー。編成が小さいのでより繊細で天上感あふれます。でも5000人ホールにちゃんと聴こえるのですよね。まあ今回はS席でど真ん中の席でしたけど。感情じゃなくて感覚に訴える美しさです。すっとした透明な音なのよ。ソプラノもバリトンも合唱も素晴らしいです。合唱が特に静かな中に深みがあっていいです。

一口に美しいといっても、ラフマニノフやチャイコの様な色気とは違うんですね。だから音色もビブラートバリバリかけたりするもんじゃなく、澄んだ音じゃないといけない。この透明感の表現中々出来ず、だからおフランスモノって難しいなあと。

CDも買いました。今聴きながら書いてます。6曲目ー7曲目が一番好き。7曲目で本当に天国行った気分になりますよー。

えーと、次は。。。そうそうまだあったんだわ

by violatsubone | 2007-05-04 19:00 | 音楽鑑賞