世界で一番有名な死体の話

びっくりなさらぬ様、映画の話でございます。

日曜午後は映画を見に行きました。11月までの半額株主優待券、
つかわないと勿体ないし。

オケストラで楽器演奏が趣味って人はあまり映画沢山観る人は
いないかもしれません。そんな暇あったらさらうかオケ練習参加するか
コンサート聴きに行くんだろうな。私はいかんせん楽器を
弾いていない失われた10年がございますので、その間、やたら映画を
観まくりました。社会人の癖に年間80本くらい。
今はせいぜいが20本。

「ブラック ダリア」
ジェイムズ・エルロイ原作 ブライアン・デ・パルマ監督
(ストーリーを知りたい方はどこかで調べて頂戴ませ)

未解決の猟奇殺人をテーマにした原作を、再現しようとして
はっきり言えば失敗している映画。

エルロイの原作は、かなり色々なエピソードが入り、
ミステリーにしては複雑。
パルマはそれを一生懸命編集したんだろうが、
まとめ切れていず、未消化な感じ。
私は原作読んだので、ふうん殆どそのまんまね、
と理解は出来ましたが読まない人には原作つまみ編集的なこの映画
理解できないのでは。
同じ作家の「LA コンフィデンシャル」は映画だけ観ても秀作だったので
ついつい比較していまう。パルマだし、映像美だけみりゃいいかな。

事実が一番グロテスクで、映画はこれのどこがR15なのだか
理解できなくらいエロもグロも控えめ。それがまた物足りなかったり(笑)。
主演のジョシュ・ハートネットがちょっと影がなさすぎ、
ただの盛のついた若者にしか見えないのが痛い。
今一番の色気女優といわれているスカーレット・ヨハンソンも
自慢の唇半開きにして不満げにしているだけだし。
アカデミー女優のヒラリー・スワンクはシガーニー・ウィーバー似の
男顔なので化粧厚くしても、ファム・ファタルどころか
ドラッグ・クイーンにしか見えなくてコワイ。
もっと大人な俳優達が演じてくれたらねえ。
雰囲気だけでももう少し楽しめたんだけどねえ。

なんにしてもハリウッド映画で「原作読まないと理解できん」なんて
もんをつくっちゃだめよ。
[PR]

by violatsubone | 2006-10-29 03:53 | 映画/TV