六本木場末映画館

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「お盆は直前でも練習無いんですね。やっぱり常識人の集まりだ」と、別の寅氏よりいわれた。まあ木管をはじめとして片方がオケやっていない所帯持ちもいたりするからね。しかしてフリーなアラフォーには盆など関係ない事。ネット検索したら既に終わっていると思っていた映画「オーケストラ!」がまだ都内3箇所くらいで上映中との事。まあこれでも観に行くか。
さて、銀座に行こうかとも思ったが、六本木の方が近いということでシネアートというところに行ってみた。実は初めてだ。きっとヒルズにあるTOHOシネマをスノッブにした感じのところじゃないかしら。アートだし、六本木だし。ええと、説明によると取り壊し中のビルの角を曲がる・・と書いてある。これ取り壊し終わったら建設中に書き直すのかな?と邪推しながら、眼の前の有名なしゃぶしゃぶ屋を通り過ぎて、スノッブな・・・。
あれ?

公民館みたいな建物があり、そこに古ボケた看板で「シネアート」と書いてある。あれ?
高速バスの受付の様な入り口を入ると、病院の待合室にあるようなベンチが置いてあり、奥に変な売店がありその横にバスの発券所・・じゃなくてチケット売り場があった。
なんなのこの港区民会館と呼びたくなるような古い建物は?!
そして売店には韓流グッズ(クリアファイルだのうちわだの、こないだ自殺しちゃった顔の薄い人の写真集やら・・)がごちゃごちゃと展示されている。ロビーの隅にはチマチョゴリが飾ってあったりする。なんだこの恥ずかしくも田舎っぽい展示品たちは。
その癖席は全席指定だ。そう書いてあるから20分前に来たのに、ガランとしている。
こ、これは。

映画館は地下二階とのこと。またいやーな予感がしてエレベーターで下がる。そのまんま地下室を改造した映画館。地下特有の据えた臭いがする。もぎりの姉ちゃんの後ろには8本パックのトイレットペーパーがそのまま置いてあった。紙がないので急いでかったのか。古い建物らしく、トイレ臭がふうわりと漂う。ああ、そうだ、故シネパトスがこんな感じだった。銀座の地下。自販機でチケット買うような、B級シネマやポルノや安いアクションや任侠ものを良く上映していたところだ。
「こ、これは指定席の意味あるんですかね・・?」
真ん中の席を指定してくれたのはいいけれど、我々のほかには後3組しかいない。。だって人気で再演になった映画で、土曜日の19時なんて時間で、六本木で。。ああ銀座シネスイッチにしとくんだった。まさかこんな据えた臭い漂う中観るとは思わなかった。
終演後、正面入り口はガレージの入り口みたいに閉鎖されており、横の出口から出る。受付は真っ暗になっている。本当にぼろい区民館みたいだ。そして一歩大通りに出ると、いつもどおりの煌びやかな不夜城。六本木にもこんな鄙びた場所があるということを、一つ学んだ。
そして考えようによっては今日観た映画にはこの場末感が実はあっているのではないだろうカなどと無意味に前向きな評価を下したりした。

映画については、また後日。
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by violatsubone | 2010-08-14 18:00 | 映画/TV