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○の内恨みしゅらん スパイシーツナ丼

昨年の5月は、昼食時天にも昇る気持ちだった。お洒落なレストラン一杯ある○の内、これから毎日ランチが楽しくなる!!それは、幻想に過ぎなかったことは、1月ほどで判明した。

高い、変に洒落ているだけで美味しいわけではない、スピード遅い、客回転遅い、対応トロい。
サラリーマンが必要とする「短時間でちゃちゃっと食べられるところ」が圧倒的に少ない。このあたりの都市計画を担当しているうちのグループが、「シャンゼリゼ通りの様にお洒落にしたい」という要望から、ここに働いている人々のニーズには全く関係の無い店ばかりを並べたからだ。仲通のちゃらちゃらしたブティック(しかもスーツとか余り売っていない、安くないカジュアルウエアばかりなので入る気にもならない)をとっぱらって、吉牛とMCDとケンタとモスとドトールとCOCO一と、立ち食い蕎麦屋とラーメン屋をそれぞれ5軒ずつ、饂飩屋とか餃子の王将とか、ああそうだ泰△みたいなのが5,6軒あったら最高だ!。食後の美味いコーヒー屋も欲しいんだよな。と逆妄想する。

というわけで、○の内の不味い味を紹介してやろうという捨て鉢な試み。何回続くかわからんが。
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向かいのビルの奥まったところにこの店はある。カフェだかバーだかわからない贅沢な作りになっていて、広い窓からは皇居が見渡せる。それこそ走っている人を見ながら、ランチが出来るという訳だ。創作ジャパニーズ、まあ、アメリカとかで食べるスタイリッシュ日本食や、みたいな感じだ。スタイリッシュな日本食が如何に不味いか。この店人気ナンバー1といっている「カリフォルニアどんぶり」を、多少悪い予感がするのを感じつつ頼んでみた。1300円もする。カリフォルニア=アボガドである。果たして、どんぶり飯の中心にドカンとアボガドがのり、その周りを鮪の赤身と、なんだかわからない白身魚が囲み、その上に一面にマヨネーズがかかっている。つまりカリフォルニア巻きを解体して大ぶりにしてどんぶりにしたものだ。あれは巻きの量だから食べられるということがわかった。鮪の切り身をマヨネーズで食さねばならぬ程残念な事は無い。醤油がテーブルにあったので、マヨネーズをそぎ落として醤油と山葵でふつーに食べてみたが、そもそも鮪自体水っぽくて味が無い。流石アメリカン。そしてそんなことして刺身を食べた後はただのマヨネーズご飯が大量に残ってしまった。だが、それ以上のものがあった。無謀な同行者が頼んだしろものだ。
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その名はスパイシーツナどんぶり。
ツナといってもアメリカじゃシ~チキンは出てこない。鮪の身をすりつぶしたものとマヨネーズをあえてディップにしたものが、ご飯の上にどんっ!と乗っている。タバスコだか唐辛子申し訳ないが見た目もよろしく無い。(思いついた比喩が余りに下品すぎてここでも書けない)このディップ、フランスパンにちょっと載せるのであれば、まだいいかも知れない。しかしご飯とはあまりに不調和だ。食感もべちょっとしており、しかもタレ的なものがないのでご飯と融和する術が無い。xx丼つうのは私の認識ではご飯の中までしみこむタレが、具とご飯の間の調和を保つ役割だと思っている。
一口もらったが、それ以上はもう拷問に近い。同行者は味噌汁だけほぼ綺麗にのみ、後から聞くと外出先でちょっと食い足したという。

by violatsubone | 2010-08-05 12:00 | 買い物