立山は長野かと思った馬鹿母娘

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たまには一緒に旅行しようと親が言ってきたので、数年ぶりに1泊だけ付き合うことにした。何処に行くんだか良くわからないが、ツアーを利用していくという。海外旅行は仕事も兼ねて(船会社勤務だったが子会社の客船会社に転籍)南ア~南極まで娘より余程あちこち行っているこの人達、ついに母が嫌っていた韓国までクリアーし、後はインドだけだというが「おかあさん汚いところきらいなの。」とつぶやくから行かないかもしれない。最近では国内旅行にも行くらしいが、クルーズ会社の社員割引も期限切れになるわけで、普通のツアーらしい。ツアーですかそうですか、余り気乗りがしませんが、兎に角1泊付き合えば、後暫くは大丈夫だろう。なんだか黒部ダムとか立山のトロッコとかそんな感じらしい。東京駅9時半ということだけ頭に入れておけば良い。泊まるところが温泉だというから、まあトロッコ乗って温泉入りダムをみるという感じね。と、フェラガモのローファーに、チュニックにパンツ、という気楽な服装で待ち合わせ場所に行ったら、爺さん婆さんおじさんおばさんがぞろぞろ、兄さん姉さんも若干いるが、皆、リュックにごつい登山靴、首にタオルまで巻いた山登りな格好をしている。思い切り私は浮いている。(母もやや浮いている)。革靴でいいわよおと行っていた母親までもが運動靴だ。「ちがうわよ、ウォーキングシューズっていうの。かかともあるし。かわいいでしょ」何がかわいいでしょだ。山のぼりなんて書いてなかったぞ。「お散歩コースがあるのよ。でも山じゃないから大丈夫よ」お散歩って井出達じゃないんですけどね。
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長野駅まで新幹線。そこからバス。何処に向かうんだっけ。トロッコよ。ふううん。1時間ほど行くと、前方に広い水面が広がった。「ねえ何これ海じゃないの?ねえ、長野県じゃなかったっけ」「あら長野県だとおもってたけど、海ないわよねえ、湖じゃないの」「湖ったって向こう岸全然見えないわよ」「長野駅で降りたから長野かと思ったわ」向かいの席に座っていた父親が世の恥とばかりに
「富山だ」と書いてよこした。「えーーー立山って富山なの?!」「富山ってことは向こう側にいっちゃったってことね」ちゃらちゃらした服装で、長野に来たつもりの馬鹿母娘。そうそう私の気分は軽井沢だったのよねえ・・。
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その後トロッコ列車というものにのり、黒部峡谷を楽しんだ。高所恐怖症には楽しめないかもしれないが、爽やかな風の中、川や山の木々を見るのは気持ちは良い。ヒーリングっつう言葉は好かないし興味もないけれど、絵的に良かった。何より湿気の無い、すっきりした空気というものに久しぶりに触れた。途中で降りて、川沿いの温泉に足だけつかって、また帰る。紅葉の季節はさぞ美しいだろうが、それだけ混雑も酷いという。
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by violatsubone | 2010-08-01 09:30 | 旅行&出張