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上半期最大の危機?(ネタ?)

微熱があった。年に一度くらいしかひかない風邪だ。休もうかと思ったが客先のアポイント変更が面倒だったので行く事にした。10時渋谷は楽だし。ただし雨が降っていたのでタクシーを呼び寄せた。タクシーの中でカバンをバタバタ整理した。何を話せばよかったっけななんて思いつつ。

結局帰社してバタバタしていたら体調不良は忘れて、普通に仕事して22時ごろ会社をでる。ちょっと寒気するかな。じゃあ野菜ぶち込んだスープでも作って食べるかね。On the wayのスーパーで野菜と鶏肉を買う。

財布に入れてあるカードキーで、マンションの中にはいる。そしてエレベータを降り、ヴィトンのキーホルダーを取り出して玄関の鍵を・・。

鍵が無い。

あれ?と思ってドア前でカバンをひっくり返したが、入っていない。私の鍵は円形の大きめの(コインケースを兼ねている)キーホルダーについているので非常にわかりやすい。兎に角カバンには無い。この日の服にはポケットがついていなかった。出る時には鍵を閉めたから、このドアは閉まっているわけだ。閉める人は私以外にはいない。

やれやれ、最初に思いついたのが会社で新聞を出す時に、そこに挟まっていたのではないかということだ。だとしたら新聞まだ捨てていないのでサイドテーブルの下にあるだろう。その時はそれしか思い浮かばなかった。

さて、とりあえず家に入りたい。うちは高級マンションじゃないので警備員や管理人24時間常駐というわけではない。管理会社から派遣されるおじさんは15時までの勤務だ。スーパーの袋と会社カバンを持って考えた。そういえば、家の窓を閉め忘れて鍵を占めたとき警報がなって警備の人が飛んできた。彼らは空けてくれた。そこに電話すればいいのだ。
管理人室を覗いてみたけれど緊急連絡先等は載っていない。仕方ないので携帯で「セXム」を検索して、そこに電話してみた。
「あの、S川区なんですが。多分マンションで契約していると思うんです。」
「マンション名を」
「xxxx。確かシールがはってありましたので。」
「で、ご用件は」
「鍵がないんです」
「では少々お待ち下さい」
馬鹿にされるかと思ったら慣れたものだった。ここの電話番号でよかったのだ。しかし
「残念ながらそのマンションのご登録はありません」
え?
慌ててマンション入り口まで出た。確か契約のシールが。それに駆けつけた警備員もいたじゃないか。そこのシールにはALS0Kとかいてあった。
「すみません、御社じゃありませんでした。警備会社って御社しか思い浮かばなくて」
言わなくてもいい世辞をいい、(だって事実だ)相手は「有難うございます。」と丁寧に電話を切った。さて振り出しにもどる。ALS0Kの電話番号を携帯で調べる。サービスセンターから転送される。「あのお、鍵を・・」
「はあ」
やや面食らった対応であった。やはりこちらの方が実績が少ないに違いない(笑)。管理会社から鍵を預かっているか確認するので折り返すという。会社もセxムなのでそれ以外思い浮かばなかった。だいたいALS0KってCMで柔道選手を運んだりするやつだよね、アレ何のCMか意識したこと無くて、掛け声だけしか印象になかったのだ。そっかこの前来た人もSECxMじゃないんだ。

頭も朦朧としたのでロビーのソファーに座りながら、鶏肉を冷蔵庫に入れたいなあとぼんやり考える。本当に鍵は新聞の間かなあ。そういえば朝タクシーに乗るときに右手に新聞やら鍵やら傘やらを持っていてタクシーの中で整理しなおしたんだっけ。ダメもとで聞いてみよう。これは調べるまでも無く登録済のタクシー会社に電話をかける。登録されているので、私の名前を直ぐ確認する。そして今朝来たタクシーも把握しているというので、連絡をとるという。ぷっぷっぷ。
「お客様乗車中ですのでもう少々お待ち下さい」
一旦電話を切る。
上半期最大の危機?(ネタ?)_c0102375_2273719.jpg
ALS0Kから、電話が入る。鍵を預かっていますので警備員を向かわせます。少々お待ち下さい。
有料ですがよろしいですね。まあそりゃ仕方ない。人が動くのだもの。暫く待った。
20分くらいして警備会社の人が来た。とても警備会社にいるとは思えないひょろっとした大人しそうな人だった。まあ鍵を開けるだけだし。かちゃかちゃと家の鍵を空けてくれる。
「報告書を書くので、中で休んでいてください」と玄関先でいう。早速肉や野菜を冷蔵庫に入れ、上着を脱ぐ。身分証明書をとりあえず見せる。会社の人は丁寧に挨拶をして去ろうとするので、有料じゃないんですか?と声かけたら後で請求書がくるのだそうだ。管理費から引かれるのかな?3000円くらいだったようだ。

タクシー会社からも電話が来た。該当品の忘れ物があったそうです。今近くにいるので届けるそうです!。ああ、最初に確認していれば!。欧米であればチップをあげるが、どうしよう、とりあえずインターホンがなった時財布ももって下に下りた。朝の運転手は丁寧な人だった。
「降りて直ぐに築いたのですが直ぐ中に入られてしまったので・・夕方一度伺ったのですがお留守だでした」といって鍵を渡してくれてそのまま帰ってしまった。チップの風習がないので、ここまでの料金くらいは払いたかったが、何となく払いそびれてしまった。この場をお借りして運転手には御礼申し上げます。m(__)m。

なんだかすっかり疲れたので、そのままシャワー浴びて寝て、翌日は午前半休をとった。

教訓:
タクシーは呼び寄せるに限る。
警備会社の電話番号も登録しておく。

いやそれよりも、忘れ物するなってことなんだけど

by violatsubone | 2010-06-09 22:45 | つぶやき