イケメンびよりすとは存在する!@びよらすぺーす

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ヴィオラスペース。実は初めて聴く。ヴィオラだけの曲ってどうせ難解な現代曲ばかりだしな、と余り興味を持たなかったのだ。しかし読響のビオラアンサンブル聴いて、ちょっと考えが変わった。さらにはEliさんから、「康さんと学さんが出るよ」と聴いたので、東京公演のうち2名がでる本日のチケットをお願いした。18:30スタートというサラリーマンには殆ど不可能な時間ながら、営業ツボネの強み、ちゃっちゃと夕方にアポ入れて直帰。18:15には会場についていた。今週は火曜日と水曜日にまとめて仕事した感じだ。お2人のみならず、大奥I井信子さまと、東京のプロオケびよらトップ奏者たち。そして東京国際ヴィオラコンクール優勝者達の”饗”演。ヴィオラコンクールってバイオリンコンクールに出られない人がでるんじゃないのーとか、ヴィオラトップが上手くなったらセカンドばいよりんの後ろにつくんだよねとかいう冗句は二度といえなくなるゴージャスな演奏会だったぞ。
なんといってもイケメンヴィオラがいるのだ。いたのだよ、ヴィオリストにも!。

1曲目から康さんだ。お相手は若手ヴィオリスト、セルゲイ君。写真みて、ふーんと思っていたが実際の彼はホッソリして顔が小さくて上品に引き締まったロシア的美男だった。ヴァイオリンじゃなくて?と眼を疑ったが確かにヴィオラを持っている。イケメンヴィオリスト!!そんなものがこの世の中に存在するのか!。こいつは衝撃だった。彼は第一回東京国際ヴィオラコンクール優勝者。
もうヴィオリスト中のヴィオリストな風貌の康さんとのデュオ。ルクレール。この人結構ヴィオラ曲書いているらしい。最もこの「2つのヴィオラの為のソナタ」原曲はヴァイオリンだそうだ。康さんの相変わらずブリリアントで音が立つヴィオラと、イケメンセルゲイ氏のちょっと篭ったヴィオラらしい音。2人とも非常に柔軟で、お互いあわせあって、まるで会話をしているようだった。曲自身もなかなかよかった。セルゲイ君はこんなに動きながらなぜこんなぶれないのだろう。
2曲目は学様のブラームス。楽しげに動く「康&セルゲイ」とは対照的に肩幅に広げた足は全く動く事が無い。立っていても武士が刀構えるようなんだ。そしてどっしりした音。漢は動かずブラームス。
3曲目はターティス編曲、ベートーヴェンの3つのヴィオラの為の三重奏。N響首席のS木さんと、大奥と、ヴィオラコンクール第二位のディミトリ・ムラト君。この子も可愛いベルギー人。体中がタコみたいにふにゃふにゃした弾き方。緊張感のキの字も無く嬉しくて楽しくてしょうがない弾き方。方やファーストヴィオラのS木氏は、A線の高いパートばかりだったせいもあり、N響っぽく生真面目に高いポジションをキーキー弾いている。ありゃあ気の毒だ。ヴィオラのいい音がわからない。サードヴィオラの信子様は悠然としたもので、ムラト君を上手くあしらいながら、S木氏をもばっちりサポート。余裕と貫禄だった。
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休憩後、かのイケメンはヴァイオリンとヴィオラを両方舞台上に持ち出し、1曲でなんと両方持ち替えて弾くという超人技の曲をやった。サンクトペテルブルグへのオマージュとかいう世界初演の曲だ。重なるところがないから一人で持ち替え指定なのか。弾き方だって左手の指幅だって違うのに1曲の中で交互にひくっつうのは凄い。やはりヴィオラの方が良い音がしていた。
トリは3度目の出演、既にプロとして活躍しているらしい、アントワン・タメスティ。この人もホッソリしたいい感じの人だった。ノイヴェルトという人の曲。しかし現代曲過ぎてフラジオとかばっかでなんだかよくわからんかった。むちゃくちゃ上手いんだろうが、同じ現代曲でももうちっとヴィオラの低音が為る曲にしてほしかった。とはいえ最後の方で、ぱしっと音がしてA線が切れ、その切れた線をびよよんとぶらつかせながら、中断することなく(多分オクターヴ下)別の弦で曲の続きを弾いたのが凄かった。終了してからも、弦がびよよんとしているヴィオラを持って挨拶していた。
後半2曲はキリトモの学生桶だった。音大生、若いからこそ着こなせる大胆なカラードレス。あらお肌ピチピチでいいわねえ、とツボネたちで感動していた。そこのヴィオラトップの男の子は実力・容姿ともに今後の有望株だ!。(って私は座席の関係でよく顔が見えなかったが)
ヴィオラの明日は明るいと感じた1日であった。

そして、この演奏会は、既に権威でもあるI井信子さんと、売出し中のヴィオリスト、つまり「つぼねとツバメ達」なんだわー、と舞台でずらりとならぶ蒼々たる(しかし皆I井さんよりはるかに年下、、)メンバーみておもったのだった。
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by violatsubone | 2010-05-27 18:30 | 音楽鑑賞