シンフォニーちちんぷいぷい@読響

読響。テミルカーノフ。ショスタコーヴィチ 交響曲7番。 
赤い関係者が喜びそうな、ラインナップ。そうでなくても男性率が高い読響。今宵は一層、独特な雰囲気がある。まあひとことでいや、「くらをた的熱気」。何年か前に日比谷公会堂でのショスタコ祭りを何故か聴きに言ってしまった時のあの雰囲気。指揮者がテミィさんなだけあって余計そうなんだろう。あ、勿論ワタクシは皆さんご存知の様に別にタコ「ファン」ですら無い。なんといっても、私が一番最初にこの曲知ったのはのはこのテレビのCMだった。



「この長さだったらきっとカットですねえ」と赤いH氏@F寅がつぶやいていた。「で、聴いたことはありますか?」←必ず最初に質問する(-_-;)。
「ありますよ。ちちんぷいぷいでしょ。CDも持ってます」「へえ」「でもカットがどうのなんてことはわかりません。そんなカットするんですか」「前回来日演奏した時したんです。ロシアの指揮者は結構自分権限でカットしたりするみたいですよ」「ふーん」「でもボクもあのCMの編曲は感動しましたよ。最初に曲名がどーんとのるじゃないですか。それがまた興奮しますよね」「感動も何もあたしはあのCMで曲の存在を知ったわけでしてね。あれで感動は無理です。」「。。。。」「後から原曲聴いても1楽章はちちんぷいぷいしか聴こえません」

ちちんぷいぷいのボレロ。戦争のテーマだそうだが、どこかおっとぼけているのは作曲家一流の皮肉なんだろう。
テミルカーノフは、普段は葉巻を吸っており非常にダンディだと関係者宅配のコメント。やはり立ち姿の美しい人だと思う。年齢に関係なくすらりと立つ男性は気品がある。後ろから見ると、殆ど立っているだけだ。指揮棒を持たないのと、正面で小さく振っているので見えないのだ。1楽章ボレロの盛り上がるところなど、普通は腕を振り上げて盛り上がりを表現しそうなものなのに、巨匠は盛り上がるところに大ぶりの指揮はいらない、と思っているのだろう、最小限の動きで最大の効果を引き出す。読響もすばらしく答えている、と思う。こんなデカイ音でましたかしら?という金管。例に寄って楽しくて楽しくてしかたないというヴィオラ。3楽章のヴィオラソリがカットされて残念ではなかったのかしらん、と思ったがあのパートはテミルカーノフに振ってもらえるなら、そんなのかんけーねえという感じでニコニコ嬉しそうだった。
緊張感と盛り上がりが素晴らしく、カンブルランのときの華やかな感じではなく、下から押し上げる重量感ある盛り上がり方で非常にカッコイイと思った。タイプの違う一流指揮者に短期間で対応せねばならんってプロは凄いな。
ブラボーも一番大きかった。生のタコ7は初めてなので比較しようもないが、メリハリのある、ぎっしり中身の詰まった凄く良い演奏だと思った。

テミルカーノフ、もう一曲くらい聴いてみようかな?
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by violatsubone | 2010-05-11 19:00 | 音楽鑑賞