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Lesson89 師匠、豪華客船にのる?!

向かう途中から、雪になった。チャイムを押したら
「ゆーきのふーるまちをー」と怪しげな歌が聞こえ、赤いちゃんちゃんこをセーターの上に着込んだ師匠がドアを開けた。「こんにちは。ゆーきのふーるまちをー」わかったわかった。寒かったよ。
本番よくよく日だし、師匠肝いりのG友だけあって割りと今日は多目にみてもらったのか、予想通りって感じだったのかも?。でも5度の重音が未だに上手く行かず、曲自体はここで延々と留まっているわけには行かないのでこの箇所(2段)だけ永遠にやってろ、といわれた。まさがカルテットで「5度」やって同じことで苦慮しているとは口にだせんかった。(-_-;)。しかし次の曲は当然?重音沢山。ただ、5度以外は1年前と比較して結構好きになったのだけどね。絶対音感が無いので重音にすると音程のずれがわかったりするわけで、重音をやっていくと音程も少しよくなる気がする。

さて、本番の感想
「俺は三階で聴いていたが、ヴィオラは良く鳴っていたぞ。どっちかというと下手側半分が弱いかな、もう少し人数がいないとな。」ということだった。ティルは教えに行ったときと比べてかなり上手く纏まっていたと、(私の初回練習参加だ。Fオケでもそうだけど、ティルは普通に合うようになるまでに時間がかかるのだ)ブル5ははっきり言わなかったが健闘賞という感じのようだ。音程とか目立ったのかも。
「あの楽屋裏から突然あらわれたのはびっくりしました。入り口に名簿チェックがあったと思うのですが、どのように入られたのでしょうか?と話題になってました」
「へ、そんなもの楽勝だ。知り合い、それだけだ」
トリフォ二ーの楽屋警備、それでいいんですか?!。まああそこまで堂々としていると疑いようもないだろう。だのに入り口からはチケットを持って入りたいらしい。師匠のお陰で888人という末広がりな目出度い観客数になったけれどね。(通常このくらいの入場者数だそうだ。このオケだったらもっと多くても良い気がする)
突如ご機嫌になっている
「おい俺は来年豪華客船に招待だ」
「ほー、良いですね。どこのですか」
「世界最大の客船。カリブ海クルーズだ」
父親が以前客船会社勤めだった為(陸上勤務)Aの付く日本の客船や米国の客船にも何度か乗っているが、私が乗った最大の客船の確か4倍以上あるデカイやつだ。タイタニックの4倍、でもあるな。多分オアシスオブザシーズだろう。大きすぎて船のフォルムとしては不恰好だと私は思うんだけどね。確か船上のプールではサーフィンが出来る?とか。
「ほお、サーフィンやられるのですか」
「(軽く無視された)俺はスイートルームで、プライベートデッキがあるのだ。」
「へえプライベートデッキとは豪勢ですね。そこで1日日に当たるわけですね」
私は客船経験は結構あったが、まあ正直「何もしないでボーっとしている」事が出来ないので、なんだか退屈してしまうのだけど。
「今年1年元気で生きようと思うね!」
客船なんて乗らなくても、師匠は毎日が楽しそうですけど、まあでも楽しみですね。しかし豪華客船のスイート招待って、一体どういう筋なんだろ?!
サングラスかけて真ん丸いお腹を陽にやいている師匠の図は誰でも想像できるものだろう。

by violatsubone | 2010-03-09 20:00 | ビオラレッスン