2M板スキーヤーの嘆き

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今の部署では毎年蔵王に行くツアーがある。地元名士でもある(間接的な)取引先社長さんとの繋がり。そこの息子がうちに嘱託に来たりする位に仲が良い。20年程続いているそうだ。とはいえ宴会がメインなので、弊社からの参加者16名の内スキー参加は半分、その半分の若者はボーダー。スキーヤー最年少な私(!)。そして上は全員上手い。取引先に至っては副業?でコーチもしている程。会社の部長秘書は子供が成人している50過ぎの女性だが、Eっちゃんの20年後?。かつては子供を背負って滑っていたそうな。そんななか、一人吼えている人がいた。
「何だ!この短い板は!!」
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会社の先輩。隣の課長。T大スキー部出身、入社4年目では会社スキー部副主将。バリバリの体育会競技スキーヤー。私は会社に入りスキーを開始した時、良く罵倒されつつ教えていただいたものだ。余りに体育会体質なもんで、”ちゃらスキー”が出来なかったのか、スキー部卒業後(4年制度なのだ)はパタッとやらなくなったそうだ。まあ残業だらけの弊社では余りハードな趣味と会社生活、家庭生活とバランスとるのが難しいから、中断しちゃう人は多い。というわけで10数年ぶりとかいう。
「俺スラロームスーツしかないんだよなあ」
「まさかあのスパイダーマンみたいなピチピチじゃないでしょうね」
「いやあれは入らん。競技用のアウター。お前見たことあるかも」
果たしてよれよれ?のフェニックスだかの上着、確かにでじゃぶ。競技用なのでバブル期とはいえ、キンキンキラキラではない。
「俺の板、2M5センチだったんだが、実家にあるものを今からチューナップかけるのも面倒だからレンタルにする。お前は?」
「2年前くらいからまた復活したのですが、昔のは全部親に処分されたので靴だけ買って板はレンタルです」
「何?2年前から行っている?だったら板も買え!」
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何でいつも怒るんだ。で、レンタル場所でも、「こんな短い板でどうしろというんだ!」と吼えている。取引先の方々も昔は2M板だったので、「突然50センチ近く短くなるのはきついですねー大将」とけらけら笑っている。コーチの方に教えていただきたいなと思ったが、その方はこの「突然板が短くなってわめいている大将」に付きっ切り。
「エッジがねえじゃないか!なんだこの左右対称の板は!」昔のまっすぐ板ではシコシコエッジ削っていたからね。
「谷足加重とか、エッジをたてるとか、難しい事考えないんですよ。もっとサラサラ滑るのよ今のスキーって」とやはりスキー部出身のオバサマはけらけら笑う。「いや大将の滑り方、レトロで懐かしいです」と取引先も笑う。「短すぎて板がばたつく!」「長い板だと雪の塊など踏み潰していたがこいつだとそうは行かない」「谷足踏み込むとくるんと横を向く」とわめいてクラッシュしてわめいている。面白いなー。まあとはいえ、若い頃に鍛えたので何本か滑るとなれたようだ。
「くそう!来年に向けて板と靴は買っておこう」直ぐギアを買う発想になるのはうちの会社らしい。
数日前の温暖ですっかり樹氷は小さくなってしまっていた。雪との予報だったが、この大将がゴルフの時も「強烈晴れ男」ぶりを発揮していたので、彼の頭上だけは晴れ間も覗いていた。この人には勝てない。私のブリザード力は弱まっているようだ。
取引先は地元の名士でお金持ちなので宴会には美味しい日本酒が沢山出てきた。色々味比べしたがどれも美味しく、高級な酒という思い込みからか、結構呑んだはずだが全く二日酔いをしなかった。私は富士という奴が好きだったけど余りその辺では売っていないらしい。雪漫々もすっきり系。出羽桜とか芳醇は辛口系でこちらが好きだという人も結構いた。
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by violatsubone | 2010-01-23 07:00 | 旅行&出張