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初G友 初師匠練習 !

曲は体を現す、と思う。ブルックナーを聴いていると、ああこいつはホント女に縁が無かったんだなとつくづく感じる。緩徐楽章ではしばしば天上のものとも思わん透明で美しい箇所はあるが、色気なんつうものは無い。元祖草食系というか妄想族。多分今なら綾波某とかに静かに萌えているタイプだろう。
なんて思いながら、新年になってから縁あって良く聴いたり弾いたりしたブルックナー。決して好んでは聴かないが、最近は嫌いではなくなった。プロオケを生で聴く機会が増え、見直したからか。というわけで、ブルックナーは5番を弾く事になったおつぼねさま。本日は、その依頼先、G友オケにはじめてお邪魔。場所は陸の孤島SN町。そして、指導者は・・師匠だ!。

ELIさんに連れて行ってもらい(小学生かっつうの)信じがたい程どの駅からもアクセスの悪いS町文化センターに行く。寅に行きなれていないので、見知らぬ人ばかりのオケは久しぶり。びよらのトップ席に座っている人におずおず近づいて挨拶した。まるさん。明るそうな方だった。はじめまして。師匠の1番弟子K口さんもいた。蒼○優にちょっと雰囲気が似ている。しかしなんといっても、まんまるいのがどこどこ入ってきて指揮台に上ったのが一番の違和感だ。バス椅子に同情しそうになったが案外上手く治まっている。

師匠練習は、前回も書いたが学生時代に体験していないので始めて。まずは久しぶりのティルから。ゆっくりの交通整理。分かりやすい。Fオケでも最初このくらいのテンポからやってくれれば楽だったんだけどなー。Fオケでも散々苦労した曲。G友でもやはり管楽器苦労している。ゆっくりだとそれはそれでリズム取りが難しいかも。弦ではトップが不在のVcが大変そうだった。びよらはなんだかんだいっても8人はいる?出席率が良い。寅の癖にたまたま前に詰めて3プル裏になったが、前はK口さん。むちゃくちゃ判りやすい。後ろからもしっかりした音が聴こえているので弾き易い。弓が違うところは戸惑ったが、ゆっくりだったので余裕もあった。

ブルックナーは3と4楽章。ティルの調子かと想ったら、こちらはそんなに遅くしなかった。まあこれはリズムや組合せが難解なわけではないので。3楽章の最初のPPの弾き方にこだわった。ひっそりとした弾き方、移弦がうるさくない弾き方、静謐な音。ブルックナーはPPがふっと空気を感じるくらい落とせれば素敵だ。ffについてはより硬質な音を出すように、と、JILLさんに何度か弾かせていた。イメージはわかるが中々硬くて透き通るffは難しい。全弓使ってそういう音を出せる練習が必要なんだなあ。師匠は、結構褒めるタイプみたい。「君達上手いんだから」「G友は一味違うぞ、というところを見せなくちゃ」と何度も言っていた。音程悪いところは流石に「そんなに音程悪いと・・」といいその後にギャグ飛ばしていたが、あまりに面白くなくて忘れてしまった。
「4楽章は・・朝HI奈テンポで行くか?」と、言った後にお得意の指揮者話が始まった。
「朝HI奈センセの指揮は、蕎麦こねてるみたいなんだよな。こーやって」マネをしている。蕎麦というより餅を伸ばしている様だった。「ブルックナーの時は不思議とこれがマッチするんだけど、全てがそうだから、コンチェルトとか大変なんだよね。ドボコンやったときなんて、為るべく指揮を観ない様にしなくちゃと思ったね。見たら最後出られない!」
やはりppの箇所にこだわり、ffの箇所は流していた。指導はとても具体的で判りやすかった。やはり弦に注意がより勝ちではあったが。
ブルックナーは直前の1週間ではさらったつもりだが、特に4楽章はぜんぜんダメ。まずスコアをみてびよらが目立つところ中心に練習したので、最後の刻み等はまだ観ていなく、そもそも数えるのに飽きて中間部は落ち、もーええわとずっと同じパターンを繰り返していた。。すみません。

練習後、びよら食事会に誘われた。この練習所に生息しているS町の怪人が、早くもJILLさんに電話までして誘っていた。寅なのに図々しいと思いつつ「実は私のブログに出てくる奴が焼肉食べようって」「誰?」「Ωとかいう」「ああ、胡散臭い人ね。」実はG友にはELIさんJILLさんのほかに読者がいたらしい。胡散臭い人は1階で立っており、振り向いた瞬間にどこからともなく「ホント怪しい」というため息が聞こえた。師匠はあの体型で「夜は肉など食わない」と別れた。Sマチは駅からのアクセスが悪いだけじゃなくて飲み屋も無いのだ。S町銀座の夜は早い様だ。G友に美女が見学に来ており、FオケのS坂君と同期らしい。自分が教えるG友には美女を、というのが師匠のびよら仕分けらしい。見学の子をさしおいて、胡散臭いS町の怪人(あやしいひと)が話の主導権を握ってしまい、ちょっとG友の皆さんには申し訳ないことをしたと思った。寅で弾けていないだけじゃなくて・・以下略。
来週(おお、今日だ)もお願いいたします。

by violatsubone | 2010-01-09 18:00 | おけすとら