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これでもかシュニトケ

当ブログの読者さんは桶の方が多く、まあ当然クラシックが好き。ファン・マニア・オタクと濃度は色々あるだろうがそれなりの知識はお持ちだろう。お気づきの様に私は一番薄い「ファン」ともいえない。知識もなけりゃ、曲も聴いちゃいない。別にそれを恥てもいない。というわけで、読響定期演奏会鑑賞記。今日はお互いにツボが多かった為、セリフ三昧で行きましょう。

つう「ちょっと、人からのメールで初めて知ったけど、今日はシュニトケばかりなの」
おれんじ「3曲全部だとさ。」
つう「ええええ、帰ろうかな」
おれんじ「つうさん来ないと思ったよ。なのにめずらしく私より速く、やる気あるのかなと」
つう「直帰コースだったのよ!ああしかし全曲だなんて」
おれんじ(しみじみ)「シュニトケってシュトニケって読んでたわ」
つう「どっちだっていいわ」
おれんじ「生誕75年に何の意味があるのかしら」
つう「こいつ、ロシア人なの?ドイツ人かと思ったわ」
おれんじ「だから赤い人達が何人か来ているんじゃないの」
つう「私のところにも赤い販売員からチケットの依頼があったわよ」
おれんじ「誰それ」
つう「赤い桶で楽器を弾かない人」
おれんじ「何それ」

つう「リヴァプールってのが最初の曲」
おれんじ「気の毒に、終わったと指揮者が振り向いて念を押さないと、観客が終わったことがわからない・・」
つう「初演だからしゃあないわね」
おれんじ「(寝)心地よい気分だったわ」
つう「私も。リヴァプールって、ビートルズしか思い浮かばんが」
おれんじ「ビートルズのビの字も反映されてないと思うが」
つう「エレキが使われていると書いてあるけど見つからなかった」
おれんじ「変な音ばかりだし」
つう「ところでさっきスパイ小道具みたいにコンパクトなオペラグラスみてたけど」
おれんじ「イケメンいないかなって」
つう「読響だよ?」

おれんじ「次の曲はヴァイオリン協奏曲」
つう「・・の癖に変な登場楽器の多い曲ね何あのピアノの変な音」
(後で赤いH氏の説明によりプリペアドピアノというシロモノだということに気付く)
おれんじ「このサーシャってバイオリニストは親戚なの」
つう「関係性が書いてないわね。息子じゃないの?それとも甥かしら」
おれんじ「ロジェストヴィンスキーってロシアじゃ山田さんなみに普通の名前なのかもよ」
つう「或いは特定の村に沢山いる」
おれんじ「ロジェベン村。角のロジェベンさんは指揮をし、3軒目のロジェベンさんはバイオリンを弾く」
つう「オペラグラス見せて。どう?いけてる」
おれんじ「微妙ね」

つう「アンコールの無伴奏をずっと弾いていて欲しい」
おれんじ「まだ。これからメインがあるのよ。コーヒーでも飲もうか」

ドリンクバーで、赤い方々、何故かΩも来ている。輪になって感想を話している。
どしゅ「ほらほらつうさん。コーヒー飲まないと寝ちゃうよ」
完全に馬鹿にされているようなので、話は無視してコーヒー呑みに専念する。しかし「眠たくなる」という感想が赤い方々からもちらほら。知識には差があれど、感性にはそれ程差が無いもんだ。ふんふん。
ベル。

おれんじ「ちょっとこの歌詞みてよ。長崎~それは悲しみの町。」
つう「演歌っぽいわね。長崎は今日もあめーえーだった~」
おれんじ「そうきたか」
つう「まさか日本語で歌うの」
おれんじ「なわけないでしょ。ううむ、凄い歌詞だなあ」
つう「タコの13みたい。でも何で長崎なんだろう」
おれんじ「広島は前に曲があったんじゃない?誰かレクイエムかいてない?」
つう「えー日本人じゃないの?大体この曲より後だと思うけど・・」

つう「合唱P席で、ソリストもPなんだ!」
おれんじ「ソリストあんな上から歌うの、夜の女王みたい」
つう「あのマント豹柄かしら、虎柄かしら」
おれんじ「いや、草木じゃないかと思うけど・・」
・・・・・

つう「なんかいい曲じゃないのこれ!かなりタコ入っている気もするけど素人耳にも」
おれんじ「若い頃の曲だから、それ程拗ねていないのね」
つう「若書き万歳ね」
おれんじ「マーラーといい、若い頃はまっすぐでいいわ。」
つう「いやあいい曲だ。ところで今拍手で指揮者と出てきたおじさん、、」
おれんじ「合唱指導者よ。慣例に従うと」
つう「シュニトケかと思った!」
おれんじ「え、死んでるんじゃないの」
つう「シュニトケにしちゃ拍手が少ないなと。髪型似てない?」
おれんじ「そうお・・・。大体生きていたら生誕何年だなんんて書かないでしょ」

おれんじ「私初めてテルミンみたわ」
つう「あの音テルミンだったのね、見つからなかった。」
(実は舞台にはテルミンじゃなくて電動のこぎり?だったらしい。おれんじさんがノコギリをテルミンと思い込まなくて良かった。赤い方々に感謝)

by violatsubone | 2009-11-30 19:00 | 音楽鑑賞