Lesson75 超肉食男

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レッスンも更新も久しぶり。。
件のドタキャンから日程あわせで結局この日、なんとひと月ぶりだったりする。

スローな曲。<>の練習。
師匠「ま、いいか。ところで、この全音符についている<>。何拍目が頂点だかわかる」
つ「三拍目のあたま かな」
師匠「かなじゃなくて、そう。2.5拍かとか抜かす奴がいたんだよな。だいたい皆、拍の長さを勘違いしてるんだよね。この全音符、四分音符でカウントすると4つ、いちにさんよん、で、留める奴が多い。いちにさんよんいちなんだよ。(とやおら教則本に図書き出す)次の音の頭までカウントせにゃいかんのだよね。「いちとぉーにいとぉーさんとぉーしぃとぉー」の最後のとぉーがちゃんと全部伸ばせているか。良くても「しぃと」、で0.5たりないとか。だからアマオケの音ってぶちっと切れたみたいになるんだよ。特に弦楽器通しの受け渡しがある箇所なんぞはぷちぷち切れるだよな。ありゃ、処理が雑とか終わりの音が雑とか言う前に拍まちがえてんだよ」
つう「何だか良い説明ですね。ブラームスの最後の音が短いとかよくTやさんやANMさんにはいわれてました」
師匠「短いっつーより数え方違うのよ」
基本的だけど確かにうなずくことではあった。さすがアマオケ指導経験が長いわけだなあ。

感心したのはここまでだった。

師匠「あんたの演奏会って何日だっけ」(目の前にチラシはってんだろーが)
私「8月9日です。どうなさいますか?」(4回目?)
師匠「そういえばJILLがいってたんだ。9日だと」
私「JILLさんはいらっしゃるということなのでチケットを差し上げるつもりですよ」
師匠「なんでJILLを知ってんだお前は。ELIも知ってるのか?。」
私「ぶろ・・いえ、ELIさんはラフォルジュルネであって、そういえばレッスンでよく遇いますねといって」
師匠「おう、今までそうだったぞ」
私「すれ違いました。で、お勤めが近所なので一緒に食事でもというときに、JILLさんも近いからご紹介しますと・・」
師匠「そいえばあの辺だよ、おー、それで呑んだくれて悪さしていたわけだな、恐ろしい集いだな」
私「悪さじゃなくてお食事会です」
師匠「(修正は無視)お前さんいまチケット持ってるのか。JILLが一緒に行きませんかとこないだ呑んだ時いってたんだよ」
私(ややうろたえ)「旦那様と一緒に行くからということで、私2枚用意してますけど」
師匠「あいつの旦那は何だか勉強で忙しいんだよ。全然かまってあげないみたいだぜ。JILLはだから俺ばかりさそってるんだな」
私(主語が違うんだろうと思いつつ)「はあでは都合がわるくなったのかなあ。2枚当日預かりで受付に置いておこうかと思ったのですが」
師匠(なにやら難しそうな顔をして)「いや、それは俺が持っていたほうがいい」
私「はあ、良い席では無いですよ、3階の後ろか1階の前・・」
師匠「1階の前なんかで聴けるか、後ろでいい後ろで、上の階であればあるほどいい」
私が差し出すと、生真面目な顔で受け取る。その後でニコニコして「S坂がくれたんだけど、生徒にとられちゃってね」なんだ、自分の分が無くなっちゃったってことね。と横みると、本棚のチラシコーナーに1枚貼ってある。為るほど1枚だけとられたわけだ。師匠は一人じゃ行きたくないだろうからなあ。
師匠「JILLの奴が、俺と是非行きたいというんだよな、しょうがないよなあ、つきあってやらんとなあ」ずっとぶつぶついいつづけている。最近お気に入りということは知っているけど。別にうちの演奏会じゃなくても、JILLさんを誘える口実があれば何でも良かったのだろう。しかし旦那さまと行くからと私にメールくれたはずなんだけど・・。

帰ってメールしてみた。
JILL「ええええ!私誘ってなんていませんよ。旦那は行く予定なんですが。。 うう仕方ないです、スターのチケットで行きます。で、旦那も行きたいといっているので他に1枚工面できますか?」
つう「1枚大丈夫ですが、並びの席ではないんですよ」

師匠恐るべし。ヒトヅマの旦那を押しのけて、デートにさそうこの超強引。しかも「誘われた」と解釈するこのハイパー妄想。とかいいつつも、妄想を妄想で終わらせない為に先にチケットをゲットしておく判断力。草食系とかいわれる今のわかもんにぶっとい爪の垢でもせんじて飲ませたい。この行動力!。肉食だといっている男達も師匠の前ではみな草を食むしかなかろう。

当日、師匠は嬉しそうにJILLさんと座り、その少し離れた後ろの列に旦那様がぽつねんと一人で座る。いまだかつてこんな強引なのは始めてみた。恋のライバルじゃなくて、もう旦那だ。しかも一緒に行く予定だったのだ。猿居士だってそんな真似はできまい。つくづく師匠の偉大さに平伏するのであった。
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by violatsubone | 2009-07-23 20:00 | ビオラレッスン