読響 シュトラウス+シュトラウス(R指定)

国会議事堂前から歩くだの、溜池山王も歩くだのと会社からサントリーホールまでの行き方を迷っていた私は、自分のあるべき(笑)姿を見落としていた。駅で2駅3駅のところであれば、手をあげりゃいいじゃないか。
結果、10分、1タクシー(本日のレート¥1160)だった。自宅→S川までのタクシー料金最安値と同値ではないか。以降、会社からホールまでは、手を挙げることにした。タクシー業界へのささやかな貢献。月2回だけどね!。

都響と読響(伏字もいい加減疲れた。特に都響は東響と区別がつかなくなるんだよな)、違いは隣の席に座る人、それから自分の座席位置。都響歴が長いので、本日も間違えてLC席に行こうとしてしまった。ちなみに読響はC席である。どちらも、聴くにも観るにもとても良い場所だ。

本日はリヒャルトの方のシュトラウス2曲プロ。町人貴族と家庭交響曲というちょっと地味めのシュトラウス。どちらも生演奏は初めて。家庭はこの間水響聞き逃したしなあ。没後60年というが、それって記念になんのかいな。指揮は、玉師匠の盟友(と、玉様はのたもうていらっしゃいます。)秋山さん。東響の常任を40年続けていたので、読響とは実に34年ぶり!定期演奏会を振るのは41年ぶりだという。コバケンの都響しかり、他オケの常任をお辞めになった後の久しぶりの共演。双方に、海外指揮者を迎えるのとは異なる緊張感があるだろうなあ。
煌びやかな都響は熱血コバケン、いぶし銀の読響は重鎮秋山さん、のチョイスは正解だと思う。
組曲、町人貴族。編成は弦が少なく(2プルだったっけな)室内楽の様。で、ピアノ付。弦楽器はソロがバンバン出てきた。コンマスの藤原さんの迫力ある、しかも根太い音が読響の弦の響きなんだろう。そっくりかえって弾くヴィオラの安さんのこれまた太く響くヴィオラもどすの利いたチェロも。セカンドヴァイオリンがヴィオラの様な渋い音がしていたのも。秋山さんの奇をてらわない、冷静で優雅な指揮は、特にコンマスとの息がぴったりだったように思う。リュリのメロディー(昔は著作権ないのでパクリまくり)をそのまま使用した古典ぽいところが印象に残った。
家庭交響曲。こちらは大編成なので、休み時間にアルバイト?か新人?の若々しい子達がせっせとセッティングをしている。今度は舞台からあふれんばかり。ホルン8人!。カタツムリの集団がキンキラしていた。この曲ではサックス使う場合もあるらしいがそれは今回なかった。何でもかんでも音楽にしてやれという、エンターテイナー、シュトラウス氏は自分の家庭をも音楽にした。なんつうか、騒がしい家庭だ(笑)。なんで「家庭」なのにこんなに大迫力になるんだろう。例えば老境に入り、子供も成人し・・というところまでを表現したらこんな賑やかな音楽にはならなかったんだろうなあ。
どっしりして最後には大迫力で大盛り上がりだった。キラキラしない、肉厚なシュトラウス。他オケで聴いた事ないので比較のしようもないが、中々指揮者との相性も良く、渾身の演奏ではなかったかと思う。読響の場合、指揮者との相性は非常に重要なのだ(笑)。素直に音で表現するので。それがまた、このオケの面白いところ。やっぱり若者よりおじいさんと相性がいい?
c0102375_363043.jpg
こんなチラシが挟んであった。子供向け演奏会だ。玉師匠曰く、この企画はどこのおけもかなり好評で売れ行きが凄いという。まあ、子供を抱えた親側が聴きたがるのだろう。感性の柔かい子供に良い音楽を聴かせるのは重要だ・・という真面目な話をしたいのではなくて、このチラシに笑ったからだ。
「指揮界の西郷どん・・」
体型から?と思ったけど、下野さん、薩摩藩出身なのね。ピアノ界の篤姫に関してはコメントを控える。
[PR]

by violatsubone | 2009-06-15 19:00 | 音楽鑑賞