豪雨の横浜にて 黄泉響その3

すっかりスクロバ爺さんのキビキビした指揮がお気に入りとなったワタクシ、おっかけの様に3週連続黄泉響演奏会だ。お陰様で王女マルガリータが描いてあるプログラムが3冊にもなってしまった。断ればいいのに、といわれたが思わず頂いてしまったのだ。

我らが宅配燕が選んでくれたど真ん中の席にFオケ「いつもの飲み連中」9名が陣取る。真っ先に舞台に出る宅配燕に散々手を振るがワザと視線を避ける。やあねえ。

さて、最初はチャイコの弦セレだった。短縮語というのは、ちょっと曲の品位を損なう感じだが、フルネームは面倒なのだ。その後の呑み会で、この曲聴いて人材派遣会社を思い出すのって何年前のことだっけね、などと話していた。昔私が弾いた時は、それでクラシック音楽初心者の観客を募ったものだ(-_-;)。
感情過多にならない、締りの良いチャイコフスキーだった。アマチュアによる、情熱が全てを凌駕する演奏なら何度か聴いたものの、プロの弦セレを生で聴いたことはあったかなあ、2度目くらいではないかな。こんなに精密な曲だったのかと思うくらい、細かい構造が浮き立つような演出だった。おれんじさんが群青色だと表現した黄泉響のシビアな音がまたそう感じたのかもしれない。カッコイイ弦セレ、という感想を持つのは初めてだ。

2曲目は本来ならスクロバさんの曲を指揮する予定だったが、まあ諸事情あったようで、ストラヴィンスキーの管弦楽の為の交響曲というものだった。ブラバン出身者には馴染み深いのかもしれないが、管楽器というものはリコーダー以外触ったこと無い私には余り印象にのこらんかった。弦楽器だけと管楽器だけの曲。アマオケみたいなラインナップで面白い(笑)

ブラームス4番。こちらは譜面台無。暗譜であった。それにしても細かくきっちり指揮を出す人だなあ。予想された通り、硬質なブラムスだった。甘すぎもせず、無骨すぎもせず。低弦が相変わらずどっしりとしており存在感がある。消え入りそうなPPが凄い。アマチュアはPPが出来ない。ホルンに抑えろといったら怒ったのは漫画の話だが、ホルン的には難しいらしい。落ち着いた枯れ味が出ており、好きなブラムスであった。いよいよ、良い客になろうかと思った。TO響とダブル会員。うーん、H氏みたいにこうやってなけなしの時間と金をこういうことに費やすのか。まるで草食ツボネだなあ。

中華街の店などしらんので、他人の薦めるままの店にした。ずっと影を潜めていた私のブリザード力が発揮されたようで、でたらめに強い雨だった。この日だけ、まさにこの瞬間だけ。カシミヤ100%のコートがよれっとしてしまった。まあいつもの連中でいつもどおり騒いでいた。帰りに雨足が弱くなったので、つぼね達の密やかなミッションを決行した。本番衣装選び。チャイナは胸が小さい方が選択肢が多いらしいことが判った。
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by violatsubone | 2009-03-22 14:00 | 音楽鑑賞