黄泉響その2 ミサ・ソレムニス

前回のハイバリ&ブル1にすっかり気を良くして、2週目のミスターS。
ベートーヴェンの荘厳ミサ曲。

昨年末から、合唱付の曲を演奏したり、歌ったりしたことから、歌の威力を再認識。大学時代は「年に一度は合唱付の曲を演奏しなくてはならない」という義務感が逆に合唱嫌いになっていたところもある。後から思えばその時にしかもう演奏機会が無い曲を演奏してたのだが。

サントリーの舞台には乗り切らず、P席所謂オケの後ろの座席に合唱団が立つ。視覚的にもその方がカッコイイ。声が上からだから一層前に飛ぶし。ソリストはオケの後ろに立った。デカイ。何がデカイって、ソプラノの女性。ゴスペル歌いそうな、堂々とした体躯・・・いや堂々というか縦と横が同じくらい。ここまで大柄な人は特にソプラノだと最近めずらしいのでは?彼女はヴェルディ歌いとして、近年頭角を現したらしい。
アルトの女性は逆にすらりとしているが、非常に筋肉質だ。遠めからもビスチェ・ドレスからでた背中や肩の筋肉が見える。ドレスを着こなすには、背中が美しくないとな、とまた変なところに見とれた。(が、彼女の筋肉については003さんも後で言及されていたので、やはり目立ったのだ)
4人とも、その体躯と筋肉に違わず、大声量。声の懐の深さが、やっぱり違うなあと思ってしまう。大きな楽器からはやはり大きく、豊かな音がするものだ。

大熱演だった。ミスターSは年齢を感じさせない、キビキビとした指揮振り。(しまいには指揮棒飛ばしていた。)過度にドラマティックにすることなく、硬質な感じがした。
読響は、昨年8月のアレは何だったんだ、と思うほど重厚で、しかしカッチリとした演奏。(しまいには、ヴィオラは弦が切れていた)もともとベートーヴェンであるからして、ミサ曲も敬虔な気分になるというより、迫力に圧倒される感じだ。
4曲目のサンクトゥスはコンマスFさんのソロがホールに響き渡り見事だった。透明でかっちりした音だった。ヴァイオリンコンチェルト、といわんばかりソロが延々と続く。非常に心洗われるものだ。
今日のヴィオラはS木さんだった。先週よりヴィオラの音が数段華やかになる。彼の音がバンバン飛んでくる。とても華のあるヴィオリスト。中低弦が相変わらず良く鳴っている。

オケも素晴らしかったが、今回は合唱が一層素晴らしかった。大音量もひっそりしたところも、音程が濁る事がなく、発音が不明瞭になることがなく、音色も統一された(あたりまえ?)深い声が聴けた。これがプロの合唱団なのだと改めて思う。
c0102375_3202552.jpg
003夫妻はいつも新橋のライオンがアフターコンサートの通例だという。今宵もご同伴させていただく。後にステマネ宅配(別に人材派遣ではない)氏もJOIN。003さんはご機嫌麗しく、麦酒のリッタージョッキなるものを頼む。このくらいデカイ。比較の対象にと、お守りのようにカバンにいれてはいるが、実際は通勤時間も短いし、遠方に外出するか、昼食をゆっくりとるときしか見ないスコアを並べてみる。今日の演奏についてとか、昨日の弦分奏についてとか、ブラームスについてとか、ひとしきり話し(というか宅配が代替一人で話しているわけだけどね)、私は蒟蒻が美味しくて感動しつつ、良い週初めが続いたなあといい気分になって帰った。
[PR]

by violatsubone | 2009-03-16 19:00 | おけすとら