スヴェトリン・ルセブ リサイタル

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このチラシより、実物は断然良い、と金曜日にぐっぴと絶賛しまくってたルセブ氏のリサイタル。
ブラヴォーでした!!
師匠宅より徒歩5分程の白寿ホール、自宅からだと当然手を挙げる。混んでいたのでギリギリ。横断歩道を走ると目の前にも走っている人がいる。確か隣の席のとびうめ氏。走りながらデカイ声で名前を呼んだが当人それどころじゃなくて必死だ。例に寄って表情はかわらんけどね。
べっちから初期段階でチケットゲットしたので「ど」真ん中の席だった。先日は良く見えなかったが彼のかっちりした弾き方が良く見える。
先日と同じ、詰襟姿。Kなちゃん「GS院の男子部みたい」。衿に桜のマークがあればね。なんだか牧師さんみたい。上背があり、ウエストがすらりとしている、美しい立ち姿なので、かちっと服がまたぴったり似合って素敵。勿論立ち襟が肉に埋まるなんて事は無い。時々足をぴったりそろえて少し後ろにそらして弾く事があるが、そのぴたっとした姿がまた素敵だ。このポーズを写真にとればよかったのにと思う。
本日のプログラムは、
バッハ 無伴奏ヴァイオリン・パルティータより「シャコンヌ」、イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ2番&3番
ドビュッシー 、サンサーンス、チャイコフスキー、そして祖国ブルガリアの作曲家ヴラディゲロフ。
等もりだくさん。通好みのセレクトだ。30代前半で、のだめで有名な「コンセルヴァトワール」の教授に就任しただけのことはある。テクニックも超一流だろうが、ヴァラエティに富んだ曲を、その曲の雰囲気に合わせて自在に弾くのが凄い。そしてとても真摯な感じがする。
バッハの難曲パルティータ。音がしっかりしており、美しく重音が響く。名刺代わりにパルティータって凄い。
イザイが聴けるのが嬉しい。無伴奏の2番は大好きなのだ。ベルリオーズやラフマニノフにも使用されている、グレゴリオ聖歌「怒りの日」の変奏曲みたいなちょっとコワイところが。そして彼の演奏ではこのイザイと、最後のヴラディゲロフが特に印象強かった。
どちらかというと太くて硬質な音が出る彼の音色。普段聴く、細くて高い音とは全然違う。何度か「かっちりした」という表現を使用しているが、メリハリが効いており、ちょっとヴィオラっぽい(といったらヴァイオリニストは怒るかしらん)低音の色気もある。ドビュッシーは、硬質であるが故におフランスという雰囲気では無かったが、逆にそれも良かった。チャイコも抑制の効いた色気。別にその国だから、というわけでもないかもしれないが、祖国の作曲家の曲は、やはり似合う。初めて聴いた曲だし、他の演奏家ではきっと聴かないだろうけれど、一段と思いいれが入っていた気がする。。
音を文章で表現するのは難しい。特に時間がたつと(-_-;)。もっと良い感想文が書けたら、といつもおもうんだけど、まずは当日に書くようにしないとねえ・・・。

主催者に感想を述べる前に私とりえびはそそくさと移動、理想を聴いた後、はるかに遠い現実に戻らねばならんためだ。
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by violatsubone | 2009-03-01 14:00 | 音楽鑑賞