明るい小川@大きなバレエ団 (こそこそアップ

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面白かったですー!!これは大収穫。お薦めしてくれたどしゅ氏に感謝でございます。

レポは1週間後ですorz

今日は21日・・・(-_-;)
嘘だ。半月後になってしまった。

ショスタコーヴィチの「明るい小川」@東京文化会館。だいたいこの人がバレエ音楽やってるって事自体良く知らないが、まあ色々やっている人だからな。ええと、最近知り合いも増えた赤い桶な方の影響が無いわけではないが、(正式にはどしゅ氏に言われるまでショスタコの演目だなんて知らなかった)バレエみるなら観た事無い演目がいいと思っていたわけ。白鳥湖もいいんだけどね。
楽しく笑える明るい演目です。トロカデロですか?という女装のシーンもあり。
まあオペラでもバレエでもストーリーは大抵男女のしょうも無い恋愛話。(全ての物語は恋愛もの、といっていいんだけど、大げさにデフォルメされるだけあり、舞台芸術での恋愛話ってかなりしょうもないのが多い)。舞台は「明るい小川」という集団農場(コルホーズ!!)若い夫婦と老より夫婦2組、モスクワからの芸術慰問団(!!)のバレリーナ男女に夫々浮気心を起こす。若夫婦の旦那、老夫婦の旦那が女性バレリーナに、老夫婦のちょっと大助花子の花子そっくりな妻が男性ダンサーにそれぞれ惚れるが、若夫婦の妻ジーナ(実は元バレエダンサー)の友人であるダンサーは、衣装を取り替えたりして、浮気をしようとする彼らをとっちめるという・・。浮気はいかんぞえ、夫婦仲良くやりなさいということで大団円。

ショスタコのこの演目は、35年の「プラウダ」批判以降、暫くロシアでは上演されなかったそうだ。2003年に70年ぶりに、ボリショイ新劇場の最初の演目として、今回の振り付け師、らとマンスキー氏により再演された。もう少し早くされてもよさそうなものなのにね。
ショスタコの音楽にも、振り付け師の演出にも、諧謔たっぷり、ちょっとブラックな笑いという私の最も好きなジャンル(笑)。こんなに楽しい演目がなんだかんだと屁理屈でお蔵入りになったなんて、政治家って狭量よね。まあこの前に「xxxのマクベス夫人」なんて公開するからなんだろうけどね。(ありゃあ、思想とか政権とか関係なく、役人はぶったまげるから)

どしゅ氏はバレエじゃなくてオケピが良く見える場所にしたんだとまたオタクな発言をするので、私はバレエも観たいが、そういわれてみればオケピも見えたほうがいいかと3階LC席をとってみた。何故か横の席は1列纏まって空いていた。勿体無い。どしゅ夫婦は4階の丁度同じくらいの席。どうせオペラグラスの角度が他の人と違っているんだろうな。
赤い幕が上がると、いきなり鎌とハンマーの書かれたモノクロの幕。そこにロシア語でプラウダ紙の批判が皮肉を込めて掲載されていた。(勿論意味は後で判った。)うー、赤いオケの人が狂喜乱舞する姿が眼に浮かぶ、と、あたしは手を額にあててしまった。

如何にもおロシア風な、レトロだが、明るい色の農民達の衣装。色とりどりの明るい舞台だ。ブリューゲルの絵をもっと明るくした様な。舞台を汽車が走ったりする。楽しい音楽とぴったりのプリマドンナはバレリーナ役のマーリヤ・アレクサンドロワ。そしてダンサー役のゲスト・プリンシパルのセルゲイ・フィーリン。この2人が第2幕で服を入れ替える。マーリヤ・アレクサンドロワは宝塚の男役みたいな雰囲気。それだけではなく、女性は男性が踊っていたヴァリアシオンを踊る。男性はなんちゃってシルフィード、チュチュを着て胸に手をクロスしてポワントでつま先立ち。検索したら丁度良い画像がありました。ロシアのTV?キャストは多分同じです。ここ観てみてくださいな。(ようつべ画像)
抱腹絶倒ながらも、テクニックに脱帽です。オペラグラスでみると、表情まで女性っぽくして、目配せやウインクしたり。カーテンコールにまで、女性の仕草をしたりする、サーヴィス精神も流石。

音楽も例によって暗くなったり明るくなったりロマンチックになったり、パロったり・・変幻自在で楽しめた。思ったよりずっと。これはね、バレエファンじゃなくてもショスタコファンじゃなくても、とてもとても楽しめる演目でしたよ。

オケピもみてみた。左の席なのでビオラが良く見える。3プルト目のおっさんは黒なら文句無いだろうといわんばかりにポロシャツを着ていた。精緻というわけじゃないけど、迫力ある演奏。自在な表現力は流石だった。出番の少ないティンパニ奏者が手をポケットに突っ込んで舞台みているのが面白かった・・。(オケは翌日の方が良かったみたい)

帰りの電車で彼らと一緒になった。来日演奏家っていつも品川プリンスなのかな。やっぱり品川でおりていった。車両はロシア語だらけだった。
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by violatsubone | 2008-12-09 19:00 | 芸術鑑賞