Lesson57 痴話話の多い料理店

皆さん演奏会終わって腑抜けになってるのでしょうか。あたしゃそんな暇も無いのでして、
翌日は残業の後、受付手伝いの人やスタッフへの有難うメールを山と出し、さて、レッスンのおさらい!と思ったが途中で力尽きそうだったので、2曲のうち1曲だけは兎に角合格しようという作戦にした。

そして当日。最初手がかじかんで速く動かない。こんなつもりじゃないのに、と焦ったが、まあ、繰り返しを何度かしているうちに温まって慣れてきた。
「最後は奇跡的に上手く弾けたな」
と、奇跡が冷めないうちに、終了。次の曲にいこうとしたので
「すみません、さらっていません」
初めて弾く前に宣言した。
「なんだそりゃ」
ということで、後はおしゃべりタイムになった。
今日の話題は学生コンクールだった。大学オケのコンクールなんてあるんですね。30校くらいが受けて、
「なんでだか国立が上手いんだよなあ。お茶大が優勝、時点が神戸だったかな、その次の会は京大だったかなー」
なんでもオリンピックやWCPみたいに4年に1度あるのだそうな。ご存知でしたかね?

実は今日書きたかったのは、レッスン後。たまに入る「せきぐち亭」。まさに通り道、というのと、「洋食」がソコソコ美味しい(安いわけではない)というのと、小さい店なので1人でも気楽、というのがあるが、もう一つ、ここの店は面白い客の会話が聞ける。
小さい店で静かなので、深刻な話もしやすいのか、何故か話し込んでいる人が多いのだ。勿論男女が面白い。女の集団は、全く会話に色気が無くてつまらない。前回は、生真面目そうなアラフォー男女が座っており、女性が声高に男性に何か訴えている。最初上司と部下で、部下が新人の女性の惨状を嘆いているのかと思った。口調がそれ程他人行儀だったからだ。しかし聴いてみると、この二人は夫婦で、妻は夫が妹と仲良すぎるのが異常だと攻めているのであった!。なんだこのシチュエーションはと思っているうちに、妻は「信じられないわ!」と机をボンとたたいてそのまま走って店を出てしまった。こんな昼ドラみたいなシーンにお目にかかるとは思えなかった。

本日はついたての奥の席。美人だがちょっと頭悪そうな女と、ちゃらい中年男。女の声が高いので自然に耳に入る。「あたしぃ、もう32だし、結婚も急がなくちゃと思うの、モデルとしても時間もないしねえ」。「え!xxちゃん、結婚なんてしたかったのお」
別に結婚は急がんでいいが、モデルとして32はやばいかもしれないな、君、と思いながらオニオンスープを飲む。最初F倫関係の女が男に結婚を迫っているのかと思った。しかし違う。どうも男はモデル会社?の上司のようだ。「仕事に女つかうっていうの、わたし嫌なの!」ああ、彼と関係はあるのかな。「え、そんなのこの業界じゃ普通じゃないかxxxxだって」と誰でも知っている女優の名前を挙げる。まあ、普通なのかもしれないな。ふんふん。女が訴えているのかとおもうとそうでもない。女は兎に角自分の話をしたいだけみたい。前の彼氏の話を延々とする。会計士の試験を5年落ち続け、それでも私はささえたのよ、へえ、そんな一面もあるんだ君、そうよ私って案外けなげなの、ふうん、で、彼は?、それがねえ5回目で落ちたら、別れるっていうのよ、試験に落ちて別れるってどう思う?ふうん、でもそれで踏ん切りついたのかね、違うのよその後暫くしたらまた付き合おうっていったの頭にくるでしょ、まあ男なんてそう簡単に踏ん切りつかないからね、ええそうなの?まあでもその彼はおしまいよ、その後がこの間の彼で、君って才能ない男がすきなんじゃないの?えーそうなのかなあ、だめんず好きってことかあ?あ、でもねその前にひと月だけ付き合った彼は条件がよかったの、でね、私のこと本当に好きだというんだけど収入が少ないので私のために転職しようかなって人にいってくれたの、お前ねそれは条件いいって言わないだろう男の条件は収入ってことだぞ、ええそうなのお?私まともな仕事していれば条件いいっておもったわ、君って欲が少ないんだね案外、で結婚したいわけ?そうなの結婚したいのでもね、私の友達のとても可愛い子が硬い仕事の人と結婚したんだけど、全然夜ほっておかれるんだって、なんでと聞いたら家族みたいに思えて抱けないんだって、まあそういう一面もあるなあ俺も・・、えええそんなの嫌だわ!私エxxしてくれないなんて絶対嫌よ!!!

凄い。最後はえxxしてくれないなんて!と絶叫して締めた。店には私のほかにもう一組、近くの劇団帰りと思われる男性が2名食べていたが、うつむいて話すことも笑うことも出来ない。気の毒だった。何はなしたいんだかさっぱり判らない女が洗面所に立つと、男は勘定を頼んだ。そしてその上領収書を頼んだ。xxx企画で。この男は仕事だっていうのか?。モデルの愚痴や話を聞くのも経費なのかいな。ところで女優だかモデルだかといっていた女、可愛い顔をしているが、柳の精の様なすらりとした体型、ではない、勿論私よりはずっといいわけだけど、その辺にいるちょっと美人なお姉さんという感じだ。どうもちょっと違う方面のモデルかもしれないな。まあいずれにしても君は確かに結婚しちゃった方がいいかもしれない。

本を持っていって全然読み進まなかった。また、ここにこよう。今度はどんな男女がどんな話をしてくれるか、楽しみだ。
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by violatsubone | 2008-11-11 20:00 | ビオラレッスン